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2012年8月22日 水曜日

セル・エクササイズの効果と実力


今回は、DVDブック『セル・エクササイズ』を元に、セル・エクササイズの具体的な方法とその効果をご紹介します。
●細胞の隅々に血液を供給

トレーニングの基本は筋肉や心肺機能を鍛えるだけではありません。神経系、特に自律神経機能を鍛えることが最も重要であることが最近のスポーツ医学の研究でわかってきました。
既にロシアや米国では宇宙開発や軍事に自律神経機能を向上させるためのトレーニングが導入され目覚ましい成果が得られています。

私自身、すでに自律神経の研究に着手して15年以上、順天堂大学大学院医学研究科での研究もトップアスリートの自律神経と免疫に関する研究でした。この研究が学位論文となり医学博士を取得しました。私の学位論文にはソウルオリンピック金メダリスト 鈴木大地医学博士もセカンドネームに入っています。

国内でスポーツ医学に自律神経機能の研究とトレーニング開発に取り組んでいるのは、順天堂大学医学部 病院管理学 スポーツ医学研究室 小林弘幸教授を中心とした私どもの研究チームだけです。
世界でもまれな最先端の自律神経研究を臨床的に行い 国内で最も多くのトップアスリート指導を専門医や各トレーナーと共同で行っています。

いち早く私ども研究チームは血液分析システム、自律神経機能測定システム、血流測定システムを導入し多くのトップアスリートのメディカルチェックを行ってきました。
この研究結果を、誰でも確実に効果が出るトレーニングはないかを探求し最終的に開発したのが セル・エクササイズなのです。
細胞 1個1個に良質の血液を供給できる・・・これがセル・エクササイズの基本であり筋肉肥大や成長ホルモンアップを目指した従来のトレーニング法とは根本的に異なり医学的根拠があるエクササイズと言われる所以です。

自律神経の中でも副交感神経機能に注目しリラックスすることで臓器への供給血流が増加する手法を開発しました。

まさしく最先端の研究成果が生み出した画期的な 世界初のエクササイズです。

 

●緊張ばかりでは動けない!

今回は、セル・エクササイズの基本パート コンディショニングパートをご紹介します。
コンディショニングパートは、運動前や体を動かす前にぜひ、行っていただくと体がよりスムーズに動くことに気が付くと思います。体がスムーズに動くようにするための準備運動やリラックスして疲労回復させたいときに行います。

これまでのエクササイズはいきなり体をゆすったりジャンプしたり、ひねったり。本当に体に良いのかどうかわかりません。

人間の体はいきなり心拍数を上げることが必ずしも良いわけではありません。いきなりエクササイズを行う従来の方法は健康どころか体にとってマイナスになることも少なくありません。いきなり体を激しく動かすエクササイズは健康被害をもたらすこともあります。

私たちの研究では、副交感神経レベルをアップしてからより強度の高いトレーニングを行うと競技パフォーマンスが向上することがわかりました。緊張ばかりでは良いパフォーマンスは発揮できないのです。
ここ一番で力を発揮できないアスリートは、いつも緊張ばかりするトレーニング法を行っていることが多く、トレーニングに対する考え方も徐々に変化しています。

そこでコンディショニングパートはまず、副交感神経レベルを上げ 身体がよりリラックスして次の心拍数を徐々に上げていくトレーニングパートへつなげるものです。

たった 5パターンの動きが見違えるように身体の機能をスムーズに動くようにしてくれます。
極限の緊張下でレースを闘う MOTO GPレーシングライダー、元F1レーシングドライバーにも私が直接指導して効果を得ている方法です。
もちろん、キックボクシング王者の方々へも指導を行い確実に身体能力がアップされたことを実感されています。

さて、その具体的な方法は、

 

コンディショニングパート(動的ストレッチと呼吸法)3分間
頭と顔のタッピングからスタート(副交感神経機能を高めてからエクササイズ)
いきなり交感神経を高めるエクササイズはNGです。
リラックスした状態からスタートすることはより細胞へ血流を供給し心臓をはじめ各臓器や筋肉、靭帯などの組織に負担が少ないのです。

副交感神経機能をアップさせると身体の力みがとれてスムーズに身体全体が連動して動くようになります。
私たちはこのセル・エクササイズのために自律神経機能がアップする音楽制作までプロのアーティストと開発しました。

こちらで、セル・エクササイズの音楽をご紹介しています。






その状態で 身体を大きく伸展させながら(1)前後、(2)左右(後ろに身体をそらす時は息を吸って、前屈するときは息を吐く、右、左に身体を曲げる時は息を吐いて立位に戻るときは息を吸う)(3)両手を交差させ、手のひらを合わせた状態で身体をゆっくりと回旋させる。時計回り、反時計回り(ゆっくりと呼吸して呼吸に意識をおく)それぞれ1回づつ行う。

身体全体を連動させてストレッチすることで肩甲骨の動きをスムーズにして、腸腰筋を刺激して大腿の拳上をスムーズにする。全身を均等に十分に動的ストレッチ、呼吸と連動させることで副交感神経機能を向上させる。最も身体が伸展させることができる負担がかからない有効なストレッチ 手の先から足のつま先まで均等に十分ストレッチ可能で身体が一体化する。静的ストレッチと異なり部分的に過剰な負荷がかからない。




肩関節周囲、肩甲骨の可動域を広げ上半身とインナーユニットのスムーズな動き、連動
上半身のスムーズな動きを実現。指と前腕筋群ののセルフマッサージ。




ドローインテクニックで自律神経機能向上と横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群(インナーユニット)を強化し内臓の強化。これにより内臓血流を増加させる。腹腔筋の強化。



関節、膝関節、股関節を緩め下半身のリラクゼーションとダイナミックストレッチと共に骨盤の位置の安定化、片脚立ちでバランス感覚を向上させる。足関節、膝関節、股関節の可動域を広げることができます。

前傾になりがちな骨盤の位置をセルフコントロールでき、腸腰筋をリラックスさせることで歩行をスムーズにさせることができます。

これでトレーニングできる準備ができました。
きっと、体が軽くなってスムーズに歩いたり走ったりジャンプできることに気が付かれるでしょう。




このセルエクササイズ ヒーリングパートには、特別に制作したBGMを流して行うとより効果的です。
音楽が自律神経機能に与える影響は大きく 特に副交感神経レベルを向上させる効果がわかっています。


「これ」だけやれば健康(便秘・ダイエット・不眠・ストレスに効く!!)で輝けるセル・エクササイズ
(順天堂大学医学部教授  小林弘幸 著   末武信宏  実演・監修)50分のDVD付で、自律神経機能をレベルアップする音楽もBGMに挿入され音楽を聴きながらエクササイズできます。

医学的根拠があり自律神経機能レベルまでアップできる世界初のエクササイズ書として大反響で、すでに小中学校の授業や陸上クラブチームの準備運動、整理運動、バレエ教室、空手道場、キックボクシングジムの基本練習などにも導入され目覚ましい効果が出ています。

これまで多くのエクササイズ本が巷であふれていましたが、これからは確実に効く!医学的根拠がある!子供からトップアスリートまで簡単にできる! 真のエクササイズが普及していくことになります。

腱や靭帯、筋膜を破壊するような無理で負荷が大きな静的ストレッチはすでに時代遅れです。
次世代のエクササイズは短時間で効率よくコンディショニングしてリラックスし身体の循環も自律神経機能もレベルアップしてスポーツに望むことができることを自信持ってお勧めします。


元F1レーシングドライバー 野田英樹氏が校長として 未来のF1レーシングドライバーを育成するNODAレーシングアカデミー(中等部&高等部&専門課程)もアカデミーの生徒へのトレーニングプログラムに正式導入が決定しました。

医学的根拠がある確実に効果が期待できるセル・エクササイズは、学校教育の現場でも高い評価を受けています。

子供たちの健やかな成長を支えるためには単純な筋トレではなく、自律神経機能もレベルアップできる世界初の次世代エクササイズ、せる・エクササイズが必要です。

既に空手指導者がセル・エクササイズのセミナーを地方で開催する動きも出てきており効果が各所で評価されています。
ぜひ、皆さんも セル・エクササイズで健康と身体能力向上のカギを手に入れてください。
開発者である50歳の私もこのセル・エクササイズを毎日実践し健康とトップアスリート並みの体を保持しています。

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2012年8月14日 火曜日

トレーニングアナリスト&トレーナーの立場から


●トレーニング業界の現状
ロンドンオリンピック出場、日本代表選手 お疲れ様でした。
素晴らしい感動をありがとうございました。




自分自身の成績が満足されなくても日本代表として日の丸を背負って世界と闘われたアスリートたちの想いと、努力は素敵です。
私が、特に驚いたのは、ボクシングミドル級金メダルを獲得された村田諒太選手。48年ぶりの金メダルよりミドル級という世界の壁を乗り越えての頂点は、陸上男子100Mでメダルを獲得するほどの歴史的偉業です。
3連覇を達成した女子レスリング、伊調馨選手吉田沙保里選手。ウエイト制の競技で8年以上世界のトップに君臨することは奇跡ですね。

メダル獲得数38個もスポーツ予算が少ない中、素晴らしい結果です。
日本人の優秀さを世界でアピールできたのではないでしょうか。

今回、不思議なことがありました。
壮行会へ偶然、出席させていただき、一緒に記念撮影と短い言葉でしたがお話をさせていただいた伊調馨選手
何と、彼女が左足首靭帯損傷の重傷を練習中に負ったにもかかわらず圧倒的な強さで金メダルを獲得したことに関して、医学的コメントをスポーツ医学を研究する専門医の立場からコメントさせていただく機会をTBSからいただきました。
N スタ(東海エリアではイッポウという番組)で5分ほど特集が流れコメントさせていただきました。

コメントする、さかえクリニック 末武信宏院長

金メダル獲得の当日朝、ニュース担当のディレクターからお電話があり当日の収録、決勝の様子をビデオで供覧しながらの分析になりました。
医学的には外側側副靭帯 完全断裂であれば歩行も困難なほど。レスリングがまともにできる状態ではなかったはずです。
医学を超越した何か!が彼女に宿ったのかもしれません。
伊調選手の経験、努力の集大成が、怪我を克服させたのでしょう。
3連覇の彼女の活躍を医学的に分析し、コメントする機会をいただけて光栄でした。

女子バレーの銅メダルも快挙ですね。
快挙の裏側には徹底的なデータ分析という アナリストの活躍がありました。
科学的な裏付けがアスリートを支えていたのですね。

素晴らしい選手の活躍もありましたが、とても残念で、疑問に思うこともありました。
柔道男子60キロ級 平岡拓晃選手、銀メダル獲得したにも関わらず賞賛どころか、コーチが表彰式にも立ち会わず宿舎へ帰ってしまうことが・・・
うなだれ周りの関係者に謝罪する平岡選手の姿を皆さんはどう思われたでしょうか?
休みなく行われる代表強化合宿、怪我も満足に治療できない環境、プレッシャー・・・自律神経はズタズタだったのではないでしょうか。

競泳日本代表の和気あいあいと競技を楽しむ姿と正反対です。
競泳日本代表はメダルが獲得できない選手も輝いて見えました。
結果はこの点にあったのではないでしょうか。

アスリートは極度の緊張の中では交感神経優位になり、副交感神経レベルが低下して競技パフォーマンスが低下することが私どもの研究でわかっています。
副交感神経レベルをアップさせるトレーニングやコンディショニング法を柔道男子日本代表選手が導入していたら結果は変わっていたかもしれません。
いや、変わっていたはずです。


陸上関係者でもある私ですが、男子マラソンは感動と疑問がいじり交った思いでした。
あるマラソン選手はメダルの期待も!画期的な新しいトレーニング法を導入!
カリスマトレーナーから指導を受け能力アップなど NHKクローズアップ現代、情熱大陸、バンキシャなどマスコミがこぞって持ち上げていましたね。

カリスマトレーナーマラソン選手が ロンドンへカリスマトレーナーを招へいしてレースに備えたとも大きく報道されていました。
カリスマトレーナーの女性が マラソン選手の筋肉のコンディション指導、チェックを行ったとのことですが、アスリートのコンディションはそとから見たり触っただけでは判断できません。

身体の動きは確かに大切ですがレース直前は医学的コンディショニングが最も大切です。
疲労が抜けているか、睡眠、汗、食事、体温、脈拍・・・
自律神経の状態チェックが最も大切なことです。

もちろん、可能であれば電解質チェックをはじめ血液検査ができるに越したことはありません。
マラソン選手は、はたしてカリスマトレーナーが伝えたように万全だったのか・・・
私は、疑問でありトレーニング法、コンディショニング法の失敗と考えています。
多くの陸上指導者と一緒に仕事をしている自分の私見ですが。

客観的、科学的アプローチをしなければ世界レベルの競技会で安定した結果を得ることは困難です。
カリスマトレーナーがいかに素晴らしい指導法を行っても 理論が科学的に分析されなければ客観性はありません。
カリスマトレーナーの経験や勘だけで世界と闘うには無理があります。

メディアの放映はいつも目新しいこと 規格外を面白く誇大に取り上げますが、今回ばかりは結果が全て。と伝えたいです。
そうでなければ 地道に指導されている陸上指導者の皆さんがうかばれません。
マラソン選手がメダル獲得も入賞の可能性も客観的に判断しても極めて低かったはずです。



陸上指導やトレーニングは本当に地道で過酷です。
10年以上、陸上クラブチームを運営させていただき、数多くの日本代表選手のサポートをさせていただく機会に恵まれた自分ですらまだまだ、手探りの状態です。

面白おかしくトレーナーをもてはやす報道も問題ですが、自分の経験や体験だけでの指導法も問題です。
お互いにメディア露出でメリットもあったかと思いますが、アスリート指導は、客観的、科学的、理論的であるべきです。
カリスマトレーナーの お前は自分の作品  とあるマラソン選手を表した言葉に 疑問を覚えるのは私だけでしょうか?
アスリートは決して指導者やトレーナーの作品ではありません。
尊敬し、一緒に夢をかなえる大切なパートナーです。
トレーナーが創り上げる作品ではないのです。

今回のこのマスコミの取り上げ方は、加圧トレーニングを行う芸能人がダイエットに成功したとか 若返ったとか、誇張してPRする取り上げ方に似ています。医師の70%以上は、加圧トレーニングによるダイエットに反対しているにもかかわらず。
アスリートの努力同様、トレーナーや指導者は地道にコツコツと。
今回の事例で、科学的な根拠を持ったトレーニングやコンディショニング法がカリスマトレーナーの指導に優ると見直されることを期待しています。

レース前には全く紹介もされなかった、中本健太郎選手の6位入賞の大活躍。
彼のレース後の言葉、やってきたことは間違いじゃなかった・・・素敵なコメントですね。

微力ですが、私どもも多くを犠牲にして世界と闘うアスリートを支援させていただけましたら幸いです。

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