最新スポーツ情報

2012年1月10日 火曜日

セル・エクササイズは、これまでのアスリートのトレーニングを大きく変える!!


皆さんはトレーニングというと ウエイトトレーニングやサーキットトレーニング、最近では加圧トレーニングを想像するのではないでしょうか。
しかし、トレーニングの本当の意味は単に筋肉や心肺機能を向上させるだけではありません。
アスリートが競技パフォーマンスを向上させるために必要なすべてのこと。
つまり、食事もサプリメント摂取も休養も睡眠も コンディショニングもケアも治療までもが広義のトレーニングなのです。


セル・エクササイズとは?
 私がトッププロアスリートのトレーナーとして指導を始めてすでに15年が経過しました。
 私どもは順天堂大学大学院医学研究科で小林弘幸教授と一緒に5年間新しいトレーニングであるセル・エクササイズの研究・開発に取り組み国内のあらゆるスポーツ分野のトップアスリートへセルトレーニングを指導してきました。
目覚ましい成果が得られ今や ジュニアの指導においてもそのトレーニング指導は欠かせないものとなっています。

 以前にも少しご紹介しましたが、セル・エクササイズのは細胞を賦活させ身体全体の機能を向上させるトレーニングです。
 これまでのトレーニング概念は、筋肉、靭帯、心肺機能、神経といった組織や器官を対象として鍛えることを目的としていました。
トレーニングにはウエイトトレーニング、心拍トレーニング、加圧トレーニング、スロートレーニングなどが有名です。
 私たちは、トレーニングの根本は細胞機能の強化であることを認識し 新しいトレーニング概念とその手法を独自に開発しました。

 これまでのトレーニングはほとんどが運動生理学を主として、エネルギー代謝や自律神経機能、そして脳と神経、筋肉の3者の連動を主たる強化対象とはしていませんでした。一定の組織や器官を鍛えることはアスリートのパフォーマンス向上には役立ちますが、アンチエイジング目的として一般の方への応用も考えた場合は、非効率的なトレーニング方法も少なくありません。
身体をハードとするとハードのみに着眼したトレーニングよりハードをコントロールする自律神経機能、代謝能力を向上させるソフトの部分を強化するトレーニングがより重要であるといえます。

人間をパソコンに例えるといくら性能が良いハードでもハードを動かすためのソフトウエアであるOSがWindows 98とか Xpではハードの機能は十分に発揮できないばかりか不具合が生じパソコンを起動してもフリーズすることもありますね。
トレーニングは必ず肉体だけではなく 自律神経機能を同時に鍛えることを行うべきです。

HEATミドル級王者 ダニロ選手を指導
HEATミドル級王者 ダニロ選手を指導

●細胞を賦活させるもの

 これまでトレーニングはフィジカルに注目されストレングストレーナーが主としてその指導を行ってきました。
 最も人間の身体をよく知って解剖学、運動生理学の理論と実践が高いレベルで可能な医師がトレーナーとして現場に立つことは大きな意義を持ちます。

 生体は細胞から構成され細胞の機能は、生体の根源です。組織も器官も細胞から構成されています。根源を鍛える セルトレーニング(Cell Trainning) は確実に生体の機能を向上させ アスリートのパフォーマンス向上のみならず 一般の方の 肥満予防、メタボリックシンドローム対策、ロコモティブシンドローム対策、健康にも役立ちます。
 細胞を賦活させるためには何が必要でしょうか?
 細胞は血液や体液に含まれている水、栄養や酸素、電解質がその機能を支えています。
細胞の活動をスムーズにするためには 絶対に 水、酸素、栄養、電解質は欠かせないのです。
これは植物が光合成を行うために水、光、二酸化炭素が必要なことと同じです。

セル・エクササイズは、細胞機能を向上させることによって細胞で構成されている組織や器官の機能、最終的には身体全体の機能を向上させるものです。

1:水を十分摂取

2:栄養を十分摂取

3:酸素を十分摂取


 このためには単純に 水を飲んで、食事をして深呼吸するだけではいけません。
1~3をスムーズに行うためには、血流を良くすることが第一です、
つまり毛細血管の発達を促し循環機能を向上させ循環機能をコントロールする自律神経機能を向上させることが必須となります。



1:心肺機能向上

2:自律神経機能向上

3:身体の中で最大の組織である筋肉量を増やし基礎代謝を向上させる


さらには、

1:有酸素運動

2:呼吸法

3:アイソメトリックトレーニング、PNFストレッチ、エキセントリックトレーニング

4:スロートレーニング


 以上をできる限り同時に行う新しいトレーニングの開発を行いトップアスリートの肉体改造を行ってきました。
格闘家も筋力をつければ競技パーフォーマンスが向上するわけではありませんので、精神の部分を科学的に鍛えるセル・エクササイズが絶対に必要だと確信しております。



グアム合宿中に秋吉耕佑選手に自律神経機能判定システムでコンディショニングチェックを行う

セル・エクササイズはこれまで主目的とされてきた 肉体改造やパワーアップを根本から見直すトレーニングで組織や器官を構成する細胞レベルの機能を向上させる新しい概念のトレーニングです。

それでは、具体的に何を行えばよいのでしょうか。

1:細胞に必要な栄養補給

2:細胞に必要な水分補給

3:細胞に必要な電解質やミネラルの補給

4:自律神経機能向上させるための呼吸法

5:筋肉、靭帯を鍛える

6:心肺機能を鍛える

7:関節稼働をスムーズにする

8:筋肉への十分な血流強化


1~8の集合体のトレーニングがセル・エクササイズです。
また、1~8のトレーニングを同時に効率よく、どこでも、いつでも可能なトレーニングです。
一つだけのトレーニングですべての機能が向上する、といったトレーニングは存在しません。
基本的な多くのトレーニングを組み合わせることでより相乗効果も得られトレーニグ効率も増し、短期間でトレーニング効果が期待できます。

セル・トレーニングをいち早く導入した大石道場(キックボクシング)の主力選手

セル・エクササイズをいち早く導入した大石道場(キックボクシング)の主力選手

 特別な器具を原則としては使用しませんが、トップアスリートや特定な競技のためには競技特性を考えて新しい負荷を加えてトレーニングを行います。
 その中で大きく 期待されているのがヒート・トレーニングです。
温熱トレーニングとして注目されていますが、スポーツやトレーニングの現場ではまだほとんど行われていません。
つまりセル・トレーニングに+αを行います。

特に骨格筋の負荷に対するトレーニングの効果を高めるための一つの方法として、温熱負荷の効果に注目が集まっています。
2000年にNaitoらが不活動で生じる筋萎縮を温熱負荷によってある程度、抑制できることを報告し、温熱負荷が骨格筋量の維持に対して影響を及ぼす可能性を示唆したためです。

加圧トレーニングのように負荷を+αすることが生体へ大きな影響を及ぼすことが知られています。
ただ、加圧トレーニングのように神経系への影響を無視したトレーニングはお勧めできません。
トレーニングの効率化から どのような +αを行うか?
とても重要なことです。
また、私どもは、パワープレートを使用した加速度トレーニングにも注目して研究に着手しております。すでにプロスポーツ界において一定の評価が得られています。

Krush YOUTH GP 2011 で優勝した野杁正明選手へのパワープレートでのコンディショニング

Krush YOUTH GP 2011 で優勝した野杁正明選手へのパワープレートでのコンディショニング

私どもも5年以上にわたってパワープレートを使用したトレーニング指導を行ってきました。
先ほどの+αである 3次元の振動負荷を加えて プレート上でスロートレーニング、ストレッチ、各種エクササイズを行います。
振動負荷が加わらないトレーニングに比較して、さらなる血流改善も期待でき 骨密度の増加も報告されています。
血流は細胞へ酸素、水、ミネラル、電解質、栄養分を十分供給する働きを持つため血流増加は筋肉肥大のみならず、神経機能賦活、リラクゼーションによる副交感神経機能賦活にも役立ちます。

セル・エクササイズ Cell Exerciseの基本概念は 細胞賦活効果として血流に注目したトレーニングなのです。

日本最速ライダー・秋吉耕佑選手もセル・トレーニングを導入して全日本ロードレース選手権2連覇

日本最速ライダー・秋吉耕佑選手もセル・エクササイズを導入して全日本ロードレース選手権2連覇

キックボクシングの指導でセルトレーニングを導入

キックボクシングの指導でセル・エクササイズを導入

PRP治療もセル・トレーニングのひとつ

PRP治療もセル・エクササイズのひとつ

 このセル・エクササイズを、現在もプロボクシング、キックボクシング、空手、総合格闘技などの多くの格闘家へ指導を行い目覚ましい成果が得られています。

 大石ジム(名古屋)ではこのセル・エクササイズを取り入れ、選手の肉体のみならず科学的精神コントロール強化に努めています。セル・エクササイズは、確実に格闘家の身体能力を向上させます。このセル・エクササイズをいち早く導入した大石ジムでは格闘界において多くの王者を輩出することは確実と思われます。

2度プロボクシング東洋太平洋タイトルを獲得した大橋弘政選手

2度プロボクシング東洋太平洋タイトルを獲得した大橋弘政選手

K1甲子園を高校1年生で制した 野杁正明選手(大石ジム)もこのトレーニング指導を受け Krush YOUTH GP 2011優勝。今後も多くの選手がタイトル獲得を狙っています。
東洋太平洋スーパーバンタム級王者に2度輝いた 大橋弘政選手もセル・エクササイズにより大幅に身体能力向上が認められました。

近い将来、多くの格闘家が取り入れる 肉体と自律神経機能を鍛える セル・エクササイズ。
このコラムでも具体的なトレーニング法を
詳細をお伝えしていきます。

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2012年1月 8日 日曜日

カイロプラクティックはスポーツに必要な科学ケア(その2)




最先端のカイロプラクティックはここまで進んでいます。
国内ではこれまで無資格者が見よう見まねで行われていることも少なくなかったカイロプラクティックも確実な科学的治療として行われています。
最先端のシステムはカイロプラクティックを科学的治療として評価されるレベルとして今後、普及していくでしょう。
身体に大きなダメージを受ける格闘家もケアや治療の一つの手法として導入すれば大きなメリットがあると考えます。
(岩崎治之)


● アジャスターシステムの歴史

1982年アメリカの代表的なカイロプラクターであるウォルターピアースD.C.
(ドクターオブカイロプラクティック)とセンステクノロジー社のジョー・エバンス
工学博士が協力しコンピューターアジャスターの原型(試作)が完成いたしました。

その後、高度先端技術装置であるコンピューターアジャスターは1993年からピッツバーグにあるリサーチセンターでDr.ピアースにより展開されました。

現在までのコンピューターアジャスターシリーズの基本的な動作仕様は、コンピューター管理により特定の脊椎の関連した動きについての情報をドクター(術者)に与えながら、患者の脊椎の反応を棒状グラフで図式的に測定表示することが可能です。
加えて装置はパワーセッテイングの範囲で触診の結果をリアルタイムにドクターに示しながらアジャストメントを行うことができます。

Dr.ピアースの基本理念である分析・治療・結果の3段階を1つのコンピューターで処理できるというすばらしい未来の器具がここに誕生いたしました。




岩崎アンチエイジングメソッド(院内)のアジャスターシステム




ノート型 米国シグマ社製 最新コンピュターアジャスターシステム


● 動作原理

検査(アナライズ)
圧電センサーからピエゾ電圧を発生しコンピュターによってデジタル処理され、治療対象
部位の共鳴振動数を計算します。

① 圧電効果による試験技術
② 物質の安全性や劣化状況の診断
③ 宇宙技術(スペースシャトルの冷却セラミック材)、航空技術、橋脚建築技術の応用

◆分析
①棒グラフ    椎体(脊椎)の軟部組織(椎間板・筋肉・硬膜・靭帯等)の硬柔度の分析
②折れ線グラフ 椎体の可動性(動き)
③ウエーブ(共鳴周波数及び波形):椎体が持つ反発 治療部位の特定




    正常な棒グラフと折れ線グラフ(上図) 正常な波形(下図)



   一部異常な棒グラフと折れ線グラフ(上図) 一部異常な波形(下図)


●治療(アジャスト)

アナライズによって分析、治療選択部位の共鳴振動数が計算され、アジャスト(最大12Hzの周波数と圧力 最大35パウンド)されます。



上部頸椎へのアジャストメント

● α波共鳴振動刺激とは

α波:1秒間に8~12Hz(振動数=周波数帯)

共鳴振動刺激
外傷やストレス障害により軟部組織・脊椎関節等が異常周波数帯となった際にアジャスター機器内部システムプログラムによって共鳴振動数を計算、高性能アジャスティングヘッドからα波ピエゾ電圧刺激を発生する。


● 「上部頸椎ストレス解放テクニック」開発秘話

上部頸椎ストレス解放テクニックとは、漢方医学「脳戸」というツボをヒントに上部頸椎カイロプラクティックの原点、すなわち哲学である自然治癒力向上のカギを握る神聖な環椎および軸椎に、物理工学を駆使したα波共鳴振動刺激で左脳から右脳優位に傾け、自らの力で脳内ホルモンであるドーパミンやセロトニンの分泌促進を導くために岩崎アンチエイジングメソッドが研究開発した療法です。



上部頸椎ストレス解放テクニック「脳戸」へのアプローチ

開発の経緯にあって少しエピソードをご紹介いたします。まず「ストレス」とは一般的に精神的なものに限ったことと思われがちですが、岩崎アンチエイジングメソッドの考え方として「ストレス」は内因的および精神的要素以外に気候の変化や電磁波・水銀などの重金属・環境ホルモン・農薬・食品添加物等も含まれます。さらにウイルスや細菌なども含めた外因的または複合的要素を含みます。

ようするに現代社会においてストレスは避けられないものと結論づけて定義しています。そして重要なことは、これらの複合ストレスによって真っ先に人間が影響うける部位はどこかと・・・
わたしなりに臨床現場で模索した結果・・・
結論は、やはり脳ということになります。
これによりまず中枢神経系に狂いが生じ、つぎに末梢神経系である自律神経が乱れ、内蔵機能の低下を招くという最終結論に至りました。

そのストレス反応として脳戸および上部頸椎周辺筋群に「歪み」=トリガーポイントが出現する仮説を定義いたしました。
カイロプラクティックの学問では専門用語で「歪み」をサブラクセイション(神経伝達妨害=神経圧迫)と言って外傷が主な原因でしたが、現代的に解釈すればサブラクセイションは複雑化しているのです。
なお、漢方医学でいう「脳戸」というツボは車に喩えるとエンジン始動させるときのキー挿入口に値します。
ちょうどそのころ、当院では以前から使用している物理工学分野を応用した米国製コンピューターアジャスターのα波(1秒間に8~12回振動)共鳴振動刺激を対象患者群の「脳戸」に試した結果、皮膚抵抗なく深部組織への到達とテクニック再現性が可能となりました。

さらに臨床上で安全性と精度面も非常に高まり、「脳戸」および上部頸椎周辺筋群のトリガーポイントに平均300~600ショット×10~15パウンドの振動刺激でテスト実施したところ、ケースレポートから7割程度の症例に 「頭が軽くなって、ふあふあ感がある」 「いい気分になってきた」 「急に眠気が沸いてきた」など
驚きに似た声が患者さまご自身から多数寄せられるようになったのです。
さらに一流企業戦士の方々からも 「仕事の能率が上がった」 「疲れなくなった」 「休日は好きなことをやる意欲が沸いた」 「肩こりや頭痛が減った」「薬が必要なくなった」等々・・・
喜びの声を戴けるようになり、α波共鳴振動刺激「上部頸椎ストレス解放テクニック」と命名、痛みとストレスコントロールの実用化に向けたアプローチ法が誕生いたしました。



  岩崎アンチエイジングカイロプラクティックオフィス立川院 入口


●コンタクトスポーツに関連する「上部頸椎ストレス解放テクニック」の適応症

ストレス性腰痛・頸部痛 (筋・筋膜性腰痛および筋・筋膜性疼痛症候群)
ストレス性腰痛とはぎっくり腰のような急性腰痛ではなく慢性的かつ不定期な腰痛であり、専門用語で筋・筋膜性腰痛または筋・筋膜性疼痛症候群と言います。内蔵機能低下が起きている場合は肩甲骨周辺や頭頸部に寝違いと似た症状や筋に凝りが認められます。
プロアスリートにおいても不安・葛藤・心配・恐怖など情動的因子が関与している場合と気候の影響、内臓機能低下等など体調によって症状増悪いたします。とくに起床時は調子が悪く、日中は比較的症状が軽減している場合が多いので治療のタイミングが遅れがちになります。ですから気候や生活習慣が乱れたり、風邪症状や神経が高ぶっているときは症状増悪しやすいので要注意です。
なお他覚所見としては、X-Ray検査などの画像診断では異常は認められません。
スポーツ外傷における後遺症(外傷性頸部症候群)
スポーツ外傷や交通災害で一番大きな問題は頸椎損傷などの後遺症です。
なお後遺症の考え方として2通りあります。
ひとつは救急医療機関に搬送されムチ打ち(外傷性頸部症候群)との診断で近所の整形外科や接骨院へ長期間通院いたします。

しかし数年後に頭痛や肩こりが頻繁になってみたり、視力や聴力低下が起きても、交通事故との因果関係を証明することは難しいのが現実です。
もうひとつは、受傷後2週間程度以内にムチ打ちの症状以外にめまい・頭痛・しびれ・耳鳴りなどが続発するタイプでバレリュー症候群という自律神経が刺激されることにより続発する症状があります。
(例外として難治性で、脊髄液が脳脊髄液腔から漏出することで減少する「脳脊髄液減少症」との鑑別診断が重要です。)
さてこの2つのケースは現実、仕事や日常生活上に多大な支障が生じてしまいます。
しかしプロアスリートで一番問題なのは、いずれにしても長期化することで身体能力低下を招き、パフォーマンス向上を妨げることになり最終的にはQOL(生活の質)までも低下、抑うつ状態に陥り、競技成績や選手生命に影響しかねないと言わざるを得ないのです。

女性プロアスリートの痛み
昔に比べ女性の人生は長くなりライフスタイルが大きく変化、とくに戦後、日本女性の寿命が世界第一位となるなど長寿大国となりました。また高学歴になり職業をもつようにもなりました。
しかしその反面、出産回数が激減して妊娠や授乳の期間が減ったことで、月経回数が増えたということになります。このライフスタイルの変化により、昔は一生涯で50回程度しかなかったといわれる月経が500回に増え、平均寿命から言って約35年もの長い閉経後の人生もたらせるようになったということです。

いわゆる、女性ホルモンが関係する健康トラブルも増え、ホルモンステージによってさまざまな痛みが出るというわけです。
たとえば、月経回数が多いことで、子宮内膜症や子宮筋腫のリスクが増えます。
これらは痛みが伴うことが多く、月経のたびに子宮内膜が剥がれ、筋肉が収縮して押し出されることから痛みが起こります。
その他、月経前症候群などにより腰痛、腹痛、頭痛、乳房痛などの痛みを抱える女性プロアスリートも多く、更年期に入ってからは女性ホルモンのバランスが乱れ、更年期障害として、さまざまな自律神経系の不定愁訴が現れます。
さらに女性ホルモンが低下すると、骨粗しょう症や変形性膝関節症なども増えてくるのです。

● ~アジャスターシステムの未来構想 プロアスリートへの普及~

トップアスリート株式会社との共同研究をめざす 

岩崎アンチエイジングメソッドでは以前から自律神経機能を安定させる光活性化型レーザーや脳脊髄神経を賦活させるアプローチ法としてアジャスターシステムに着目し、プロスポーツ界をはじめ各競技の世界選手権、さらに来年開催されるロンドン五輪で日本選手各々が実力以上の身体能力およびパフォーマンスを向上させるアンチエイジングシステムの研究開発に取り組んできました。

13年前、国内初のアンチエイジングシステムをスポーツ分野へ導入し、みずからメディカルトレーナーとしてもご活躍されているトップアスリート株式会社代表取締役 医学博士末武信宏氏のご協力をいただき、アジャスターシステムをプロアスリートへ普及させることで、ウエートトレーニングやサーキットトレーニングなどの代用として、末梢神経系を連動させ体幹・四肢の外傷予防かつ再発のリスクを軽減させることも可能となります。

また、ドーピング規制などにも関係がなく大会や試合前のコンディショニングとしても
最適なシステムといえます。

今後はトップアスリート株式会社との共同研究において、治療法の選択肢のひとつとして
アジャスターシステム採用をめざしてまいります。




岩崎アンチエイジングメソッド西新宿出張所 ゲストルーム

参考文献および写真・資料提供
WAVE FOROMS PROTOCOL with the Y/P TREATMENT SYSTEM
(Dr. Masafumi Yamasaki)
Y/P VITALREACTER関連資料  ㈱ウイン
月刊「パンプキン」4月号      ㈱潮出版社


岩崎治之(いわさき・はるゆき)柔道整復師

岩崎アンチエイジングカイロプラクティックオフィス立川院 院長
岩崎アンチエイジングメソッド西新宿出張所 所長
いわさき痛みの整骨院 院長 http://www.iwasaki-laser.net
1963年生まれ。東京都出身。都内の整骨院、整形外科で約5年間の研修期間終了後、89年に岩崎整骨院(東京都昭島市)を開業、地域密着型の開業形態で骨折・脱臼・捻挫(靭帯損傷)・打撲・スポーツ外傷等の施術で、延べ15万人の臨床を経験。98年頃から自律神経機能に着目し、星状神経節ブロックの代用としてレーザー治療機器の臨床研究に入り約10年間で3千症例の治療実績。
2006年からは代替補完医療分野のカイロプラクティックにおける共鳴振動数を応用した
米国製コンピュータアジャスターシステムなど、岩崎アンチエイジングカイロプラクティックオフィス立川院を開設、独自の研究開発を行い2009年にα波共鳴振動刺激「上部頸椎ストレス解放テクニック」を治験公開。現在、トップアスリートおよび芸能人など多岐にわたる方々へのケアを実践。

本年6月からは業界向け 岩崎アンチエイジングメソッド西新宿出張所(新宿アイランドタワー20F)をオープン、さらにトップアスリート株式会社代表取締役 末武信宏氏との協力において、プロアスリートへのアジャスターシステム導入および採用を視野に入れた新たな身体能力向上システムプログラムの提供を予定

関連所属学会
日本ペインクリニック学会 会員・日本レーザースポーツ医科学学会 会員
日本レーザー治療学会 会員・日本アンチエイジング医療協会 会員

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2012年1月 7日 土曜日

カイロプラクティックはスポーツに必要な科学ケア


今月号から2回にわたりトップアスリート株式会社と共同で研究を予定しております岩崎アンチエイジングメソッド西新宿出張所 所長 岩崎治之がカイロプラクティックの歴史、安全性と有効性、またコンタクトスポーツにおけるスパイナル(脊椎)ヘルスケア・システムについて解説します。

●21世紀のカイロ

整体とも称されるカイロプラクティックですがその理論や手技には深い歴史があり最近ではコンピュータシステムと連動した診断、治療が可能となりました。
 今回はカイロプラクティックの歴史を中心に用語説明や科学的な評価法、安全性と有効性の高いテクニックを厳選し、21世紀のカイロプラクティック事情をお伝えします。




● カイロプラクティックの誕生

脊椎手技療法の歴史は、ヒポクラテスなど古代ギリシャ時代まで遡りますが、カイロプラクティックの発見(1895年)はD.Dパーマーの功績であり、医術の手技療法、接骨術
オステオパシーなど各種の方法を取り入れ、さらに自らの創意工夫を加えてカイロプラク
ティック理論と方法を考えました。そしてパーマーが考案した「カイロプラクティック」の語源は、ギリシャ語の「手による」の意味で、彼の患者サミュエル・ウィード牧師による造語であると言われています。
なお、カイロプラクティックはアメリカの医学教育や医療の改革が行われている時期に発展いたしました。
 
   
1895年 
米国アイオア州に住むD.Dパーマーによってカイロプラクティックは誕生

エピソード
ある日17年間、難聴であった黒人雑役夫ハービー・リラードの脊椎に大きな隆起を見つけ、
これが耳の聞こえない原因ではないかと思ったD.Dパーマーは、この隆起を元の位置に戻すべくテコの原理で押圧しました。
すると今まで聞こえなかった耳が聞こえるようになりました。
後に脊椎の矯正(アジャストメント)注目し数々の効果をあげ、近くに住む牧師のアドバイスでこれを「手によってなされた技=カイロプラクティック」と1895年9月18日命名いたしました。

1897年
世界最初のカイロプラクティック・スクールをアイオワ州ダベンポートに設立

1905年
息子のB.Jパーマーが、これをパーマースクール・オブ・カイロプラクティックとし、
より科学的治療を追及する為、レントゲンを導入。

1910年
「いつ」「どこを」「いかにして」「なぜ」「アジャストするのか」
レントゲン導入以降、アトラスの治療に集中、当時これをホールインワン(hole in one: HIO)と名づけた。


1919年
パーマー大学も2000人の学生が学ぶ学校にまで発展。

1929年
環椎の軸転変化について解明

1933年
レントゲンにてバーテックス(頭頂部)が導入されHIO(当時ターグルリコイルテクニック)を不動のものとする。



● カイロプラクティックとは

カイロプラクティックとは、どのような施術をするのか?
さて、「カイロプラクティック」という言葉を知っている方は結構いらっしゃいますが
正確に理解して人は実際少ないのが現状です。

それは「カイロプラクティック」が正しく伝わっていない証拠として、急増している整体師による整体術などと同じような感覚で解釈されている方が大半で、その結果「カイロプラクティック」に対する、誤解や混乱が生じている最大の原因となっています。

19世紀にD.D.パーマーによって発見され、息子のB.J.パーマーによって研究が重ねられた「カイロプラクティック」は、他のどんな治療法とも異なる「哲学」「科学」「芸術」から成り立ち、さまざまな病気の原因となる背骨のズレや歪みを手、または器具を用いて神経圧迫を起こしている脊椎を矯正し、人間が本来、平等に備わっている「イネイトインテリジェンス=先天的知能=自然治癒力」を100%発揮させ、健康を回復させていく治療法および病気の予防として学問的体系化されている代替補完医療のひとつです。

ちなみに日本においては「カイロプラクティック」は法制化されておらず、「整体」と同じ、療術行為としての枠組みに入りますが、世界基準は先進国を中心に30前後の大学または正規な教育機関(一般に4~7年の全日制)において約4200時間相当の専門学習が必要とされ、卒業後、ドクターオブカイロプラクティック(D.C)の学位称号を取得、開業試験に合格後、カイロクリニックを開業いたします。

なお、「カイロプラクティック」の説明の中で、さきほど神経圧迫という言葉がありましたが、これは専門用語でサブラクセーションといいます。

つまり脊椎のズレによって神経圧迫が生じ、脳からのエネルギーが低下することで病気と闘う自然治癒力が失われている状態を意味しています。



米国製コンピューターアジャスターによるアジャストメント風景



● カイロプラクティック用語について

サブラクセーションとは
サブラクセーションとはカイロプラクティックの原理から生まれた用語で、医学用語で
いうsubluxation(わずかな脱臼:亜脱臼)とは全く意味が異なります。

それは「病名」でなく神経系の働きを妨げる要因と解釈します。
ようするに、脊椎にズレが生じて神経圧迫が起こると、脳に間違った情報が運ばれます。
また、十分な情報が集まらないために自然治癒力が発揮できないなど、それがサブラクセーションであり、人間の健康にとって最大の敵となります。
しかし、従前では外傷がおもな原因でサブラクセーションが発生すると考えられていましたが、近年では、心的外傷後ストレス症候群やパニック障害などメンタルヘルスとサブラクセーションが相関している可能性が高く、その概念が複雑化してきています。

それと比例して整形外科領域やペインクリニック分野では、筋筋膜性疼痛症候群、線維筋痛症、慢性疲労症候群、心療内科では新型うつ病、脳神経外科領域では本態性振戦の患者が急増している現状があります。

アジャストメントまたはスラストとは
アジャストメント(adjustment)は、関節の機能障害を調節するという意味で、瞬間的押圧の動作を含み、また四肢など脊椎以外の部位にも行うことができます。

そしてアジャストメントとは高速・低振幅の力で、短いテコを利用した手法で一定方向を定めて弱い力、また強い力が用いられ、徒手のみと場合と器具を使用する場合があります。

カイロプラクターは通常、このような方法によって関節および神経生理学的機能に働きかけます。


● その他の関連用語

下肢長不等:四肢不同、下肢長差(左右の足の長さの違い)

レッグチェック(leg checking)
通常は手を用いて、視覚的に下肢長を評価するための手順

解剖学的短下肢:構造的短下肢
骨折、変形、成長速度の差が原因で他方の脚より明らかに短くなった脚のこと

機能的短下肢:生理学的短下肢
実際は両脚の長さ等しいのに、体重負荷がかからない体位では股関節・骨盤周辺筋群などの不均等、バランスの悪い姿勢によって脚の長さが非対称に見えること




● 主要な診断および評価法

レッグチェック(徒手) ※ 徒手 手に何も持たないこと。素手
概要
カイロプラクティックのレッグチェックは、左右の下肢の長さ、正確には下肢の末端の
位置を比較する手技で、仰臥位または腹臥位にして足の位置を慎重に観察します。

そして解剖学的短下肢や機能的短下肢のどちらも治療が必要と解釈します。

またカイロプラクティック的見解によると機能的短下肢は骨盤内(骨盤の歪み)か上部頸椎(環椎)のサブラクセーションの現れであり、診断の必要があるとされています。

モーション・パルペーション
概要
パルペーション(触診)とは、内臓と体の構造を調べるために、手を使って患者の体の感触を読みとる評価手技のことである。一般にモーションパルペーションとよばれています。

なお、この評価法によって異常が疑われる部位を覆う皮膚の触感と動き方の違いから、脊椎のサブラクセーション、筋の過剰な緊張や弛緩、他の軟部組織の変化、骨の異常、関節アライメント(骨の形態)の異常、関節の自動的または他動的運動の異常などを調べます。


筋力テスト(徒手)
概要
カイロプラクターが徒手筋力テストを行うのは、疑われるさまざまな疾患、つまり関連のある分節またはやや離れた分節のサブラクセーション、アレルギー、栄養失調または栄養不足、学習障害、情緒障害、脳血管疾患、膠原病など多数の疾患の診断の糸口をつかむためです。



● 厳選 安全性の高いカイロプラクティックアジャスト法
アジャストメントに用いる代表的なテーブル
トムソン・ハイローテーブルとは
J・クレイ・トムソンD.Cが、ウィリアム社とともに25年もの長きにわたり開発、改良が続けられた世界に通用する「最も洗練されたテーブル」として喝采をあびています。





ゼニス・トムソン・ハイロー・テーブルシリーズ





M-230Sピアース・ハイロー・テーブル

ピアース・ハイローテーブルとは
W.V.ピアースD.Cによって提案されました。




上部頸椎テクニック携帯用ターグルヘッドピース

上部頸椎アジャストメントのための特殊な携帯用ターグルヘッドピースで、
頚椎の部位の高さと角度を調節しドロップ機能がついているものです。


アクティベータテーブルとは
アクティベーターメソッドは関節あるいは組織を個別に検査し、患者の下肢に現れる反応を観察しながら異常のある部分だけをアジャストする安全かつ確実なテクニックのため、
それに準じたアクティベータ専用テーブルの開発が進められています。




ACTIVATOR ハイロー(パルサー) 米国 LLOLD TABLE社



●器具を使用する代表的なアジャスト法

アクティベータ・テクニックの概要
アクティベーター・メソッド・カイロプラクティック・テクニック(AMCT)はいくつかの分析システムと軽い力による矯正手順を統合したもので、母指スラストと下肢長分析を特徴とします。おもにレッグチェックと反射法で検出されたサブラクセーションは歯科用治療器具を改良し考案、開発されたアクティベータ治療器(AAI)または単にアクティベータと呼ばれる機械的な衝撃器具を用いて処置されます。




アクティベータ治療器による骨盤へのアジャストメント イメー



● カイロプラクティック新時代到来 ~コンピュータ・アジャストメント装置~

ピアース・リザルツ・システムとは
W.V.ピアースD.C.がピアース・リザルツ・システムにおいて、ストレスX線写真(屈曲像・伸展像・側屈像)やビデオX透過装置を取り入れた後、晩年にはアジャストメント器具としていち早くコンピュータ・アジャストメント装置の研究着手に乗り出しました。その背景には、21世紀は医療分野全般に安全性と精度、再現性が求められておりカイロプラクティックにおいても徒手アジャスティングや手技の感覚(モーションパルペーション)の評価よりもコンピューターで即座に診断、治療、結果の3つがディスプレイでリアルタイムに表示されることを望みました。そして遂にピアースD.Cの基本理念である「分析」「治療」「結果」の3段階を1つのコンピューターで処理できるシステムがリサーチセンターで完成されました。


次回は、最新アジャスター機器を応用して私が研究開発したα波共鳴振動刺激「上部頸椎ストレス解放テクニック」の開発秘話や適応症、スパイナル(脊椎)ヘルスケア・システムにおいて、今後のコンタクトスポーツに対する役割、展望など、新しい観点からお伝えしたいと思います。




カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するWHOガイドライン
監修/中塚祐文(日本カイロプラクターズ協会)


参考文献
カイロプラクティック・テクニックシステム 監訳 伊藤 彰洋(エンタプライズ)
補完・代替医療 カイロプラクティック    監修 菊池臣一 (金芳堂)
WAVE FORMS PROTOCOL With the Y/P TREATMENT SYSTEM
(WE CARE CHIROPRACTIC JAPAN)
カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するWHOガイドライン
                        監修 中塚 祐文
(日本カイロプラクターズ協会)
写真・資料提供 ㈱ウイン、 江崎器械㈱



岩崎治之(いわさき・はるゆき)柔道整復師

岩崎アンチエイジングカイロプラクティックオフィス立川院 院長
岩崎アンチエイジングメソッド西新宿出張所 所長

いわさき痛みの整骨院 院長  http://www.iwasaki-laser.net
1963年生まれ。東京都出身。都内の整骨院、整形外科で約5年間の実務研修期間後、89年に岩崎整骨院(東京都昭島市)を開業、地域密着型の開業形態で骨折・脱臼・捻挫(靭帯損傷)・打撲・スポーツ外傷等の施術で、延べ15万人の臨床を経験。98年頃から自律神経機能に着目し、星状神経節ブロックの代用としてレーザー治療機器の臨床研究に入り約10年間で3千症例の治療実績。

2006年からは代替補完医療分野のカイロプラクティックにおける共鳴周波数を応用した米国製コンピュータアジャスターシステムなど、岩崎アンチエイジングカイロプラクティックオフィス立川院を開設、独自の研究開発を行い2009年にα波共鳴振動刺激「上部頸椎ストレス解放テクニック」を治験公開。現在、全国レベルで、頭痛・肩こり・神経過敏・睡眠障害・眼精疲労・めまいなどが発症するテクノストレス(VDT症候群・パソコン病)やメンタル不全・不調、頸筋性うつ(軽症うつ)、において続発する不定愁訴で腰痛・生理痛・生理不順・冷え症・浮腫などで多くの方を治療。


2012年6月からは業界向け 岩崎アンチエイジングメソッド西新宿出張所(新宿アイランドタワー20F)をオープン、さらにトップアスリート株式会社代表取締役 末武信宏氏との協力において、プロアスリートへのアジャスターシステム導入および採用を視野に入れた新たな身体能力向上システムプログラムの提供を予定。

関連所属学会
日本ペインクリニック学会 会員・日本レーザースポーツ医科学学会 会員
日本レーザー治療学会 会員・日本アンチエイジング医療協会 会員

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