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2020年3月12日 木曜日

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2018年2月18日 日曜日

平昌オリンピック観戦レポート2018.2.11~2.15


2月11日、日本人アスリート史上最多のメダル獲得が期待されます冬季五輪平昌オリンピック観戦に向かいました。
アテネでは所属選手の応援、トリノ、バンクーバーでは指導を担当させていただきました選手の応援、今回の平昌はAMSA(先端医科学スポーツアカデミー) 副代表としてオリンピック観戦。
AMSAでは多くのトップアスリートを自律神経、メンタル、遺伝子、腸内環境、視覚機能など様々なアプローチでサポートしています。

平昌周辺部での宿確保が困難で競技会場からKTXで40-60分ほどの山奥にペンションを5日間賃貸してここをベースに競技場へ通いました。
セントレアから仁川空港の新しく建設された第2ターミナルへ到着するとオリンピックでの混雑が予想されました空港も人もまばらで入国手続きも待ち時間なくスムーズに終了しました。
初日はソウルまでKTXで約1時間、ソウル経由で宿泊地まで移動だけで到着は夜9時。

2月12日、午前中は、フィギュアスケート団体の決勝の観戦のため1時間ほどかけて江陵アイスアリーナへ向かいました。
競技開始1時間前、セキュリティチェックを受け中に入りますとまだ観客はほとんどいませんでした。
徐々に席が埋まってきましたが 競技スタート時にはかなりの席が空いていました。
日本メダル期待も!と前評判は高かったのですが、羽生結弦選手の団体戦出場辞退もあり結果は5位。
最初に行われました田中刑事選手のフリー演技は転倒があり得点が伸びませんでした。
坂本花織選手の演技もベストではなく全体的に日本選手の演技は他国の選手に比較して見劣りするものでした。
予選でも多くの選手が本来のパフォーマンスを出し切れなかったのは、競技時間と放映権を持つテレビ局の意向が反映した結果となったようです。いわゆる大人の事情です。
日本選手に何が欠けていたのか?
コンディショニング法にあったのかもしれません。




会場前にはボランティアの誘導担当者の姿が目立ちました。極寒と過酷な条件で多くのボランティアが辞退されたことがニュースとなっていました。




1時間前に到着した江陵アイスアリーナは空席が目立ちました。





夜の江陵アイスアリーナはとても綺麗でした。



田中刑事選手のスコアの伸びず日本5位



OARはOlympic Athlete from Russia)の略でドーピング問題でロシア代表としての出場ではなく個人での出場になるための表記です。
優勝はカナダ。すべての演技で圧巻でした。




応援は日の丸国旗を掲げて。



セキュリティは空港の搭乗前より厳しく行われていました。持参したバッグの中身を開けて精査されました。
フィギュア団体の観戦を終え宿へ帰り、夜の女子ジャンプノーマルヒルに備えました。




競技会場近くの駅と各駅を結ぶKTX。ネットでの予約制で日本のようにチケットはありません。駅も無人で改札口もなくすべて指定席になっています。
帰りのKTXはすべて満席で席が確保できずTAXIだけが交通手段となってしまいました。
競技会場近くの駅へ向かう本数も少なく観客への配慮が全く足りないと感じました。





平昌市内にはホテルを確保できず競技場近くの駅までKTXで向かう駅の近くの山奥のペンションを5日間レンタルしました。2階もあり広く清潔でゆったりと過ごせました。外にはプライベートプールやバーベキュールームも完備されファミリー対応の施設でした。


ジャンプ会場へは、9時35分スタートということで駅周囲のFOOD TRUCKで夕食をとって向かいました。
平昌周辺の駅にはレストランが全くありません。近代的な立派な駅でしたがどうしてレストランやカフェが併設されていないのか疑問です。
オリンピックスポンサーの関係もあるのでしょうか。
マクドナルドのとても小さなブースが会場にあるだけで食事をとる施設は十分ではありませんでした。




ジャンプ競技場近くの駅ではFOOD TRUCKのみが唯一の食事を得る場所でした。



ジャンプ競技場へはタクシーで向かいました。
とても綺麗で新しい競技場です。
とにかく寒い。-12℃、体感は-20℃以下で強風。
シートが確保してありましたが日本選手の応援のため、あえてスタンディングエリアに行き立って応援をしました。地面からの冷気で立って応援するのは1時間が限界で韓国人の観戦されている方は少なく感じました。
観客席からジャンプ台までの距離があり肉眼では選手の姿があまりにも小さく迫力に欠けました。




1本目を終了して高梨沙羅選手3位につけました。
1本目終了後、-10℃を下回り体感温度も-20℃ほど、風が強くなり強い頭痛と吐き気であえなくリタイアとなりました。
帰りのTAXIを何とか確保して宿へ向かいました。




2月13日は夜まで時間がありましたので宿近くのレストランで韓国の焼き肉をランチとしてとりました。豪華なランチも日本の半額以下で楽しめました。

2月13日は ショートトラック女子500M 予選・決勝、男子1000M、男子5000Mリレーを観戦しました。
韓国選手最大の活躍の場ということで韓国の応援団が会場中を占め日本人応援はほとんど見かけませんでした。
残念ですが、メダルの期待もありました世界ランク6位の日本チームは転倒した選手が出て予選敗退となりました。




ショートトラック5000Mリレー日本男子チーム。残念ですが、転倒で予選敗退



期待の吉永選手 予選通過。

江陵アイスアリーナから宿まで90km。
TAXIを何とか確保していたので競技終了後、すぐに宿へ向かいしました。

2月14日は、午前中スノーボードハーフパイプの観戦でした。
スノーボードは、平昌オリンピック最高の世界のトップスター、ショーンホワイトが出場するということもあり地元韓国の有力選手が出場しないにも関わらず満席状態でした。
1時間前に競技場に到着しましたが、セキュリティゲート前は長蛇の列が。
セキュリティゲートはたったの8か所。
1万人を超えるであろう観客がチェックを受けるには、あまりにも少ないゲートです。
ゲートを出るころにはすでにスタート時間を過ぎて競技が始まってしまっていました。



セキュリティゲート前には競技開始時間直前にも関わらず長蛇の列が。運営側の体制に疑問を感じました。



スノーボードハーフパイプ会場



入場がセキュリティチェックゲートの混雑で遅れたためスタートに間に合わず


日本選手は、予選を通過した3名のランの観戦となりました。金メダル候補平野歩夢選手の1回目のランは転倒。
戸塚優斗選手の2回目のランでエアの着地に失敗し5mの高さから落下し身体を激しくハーフパイプのエッジに打ち付けボトムまで転がり落ちてしまいました。
観客の悲鳴が会場中にこだまし、戸塚選手は全く身体を動かすことができません。
すぐにメディカルレスキューが担架で戸塚選手を搬送。
不穏な空気が会場中を包んでしまいました。
しかし、2回目の平野歩夢選手のランは驚異的なパフォーマンスを繰り出し 95.25の高得点。1回目のショーンホワイト選手の高得点をしのぐ最高点でトップに立ちました。
平野歩夢vs ショーンホワイトの金メダル争いになりました。




95.25の高得点で2回目トップに立つ平野歩夢選手

3回目のランで着地に失敗した平野選手は競技を終了しショーンホワイト選手のランの結果を待ちます。
ショーンホワイト選手の3回目のランはなんと97.75と平野選手を上回る高得点で3度目の金メダル獲得となりました。



ショーンホワイト選手のランに会場中で大きな歓声が沸き起こりました。惜しくも銀メダルの平野選手ですが、世界最高峰の闘いを直接 観戦できる機会に恵まれショーホワイトの2度の金メダル獲得の瞬間に立ち会うことができて幸運でした。



8年前、バンクーバーオリンピックの会場で見た光景が蘇りました。



8年前のバンクーバーオリンピック会場。この時はショーンホワイト選手が圧倒的なパフォーマンスで金メダル獲得、前夜のオークションでは決勝のチケット代が160万円という価格がついていました。



バンクーバーオリンピック会場で試合前にショーンホワイト選手と遭遇。後姿を撮影。

バンクーバーオリンピックでの小平選手のタイムは1分16秒80
平昌オリンピックでの小平選手のタイムは1分13秒82
この4年間で3秒も早くなっています。8年間の努力の結晶が銀メダルという結果に現れました。



試合終了後、宿へ戻る前に韓国の郷土料理 プデチゲを堪能。



宿近くのレストランでランチをとりました。プデチゲ。2人で2000円(19000ウオン)



アイスアリーナへ向かう駅前の五輪の巨大オブジェ


最終日、19時から江陵アイスアリーナでスピードスケート女子1000Mの観戦に行きました。アイスアリーナの近くには平昌最大のオリンピックオフィシャルグッズショップがあります。オリンピックオフィシャルグッズを購入するため前日に下見をして楽しみにしてオフィシャルショップに向かうと何と・・・強風の影響ですべてのショップがCLOSED
ありえないことです。現地に到着して全く無風状態にもかかわらずショップはもう開店しないとのこと。
強風で店舗を安全のため閉店する必要があるような耐久構造のショップを最初から建築することとは驚きました。
ショップ前に来た観客はCLOSEDを知ると肩を落としてその場を立ち去りました。



CLOSED された平昌最大のオリンピックオフィシャルグッズショップ




ショッピングはあきらめスピードスケート会場へ向かいました。



スピードスケート会場



小平奈緒選手、高木美帆選手の両選手にメダル獲得の期待。
小平選手は女子1000Mの世界記録保持者。
日本人の応援も会場に。
バンクーバーオリンピックでもスピードスケート女子1000Mを観戦しましたが、この時も小平選手、高木選手が出場していました。しかし、この時の日本人選手はメダル獲得はなりませんでした。




バンクーバーオリンピック スピードスケート女子1000Mに出場した小平奈緒選手



バンクーバーオリンピックでの小平選手のタイムは1分16秒80

平昌オリンピックでの小平選手のタイムは1分13秒82
この4年間で3秒も早くなっています。8年間の努力の結晶が銀メダルという結果に現れました。




小平選手が特大モニターで紹介されました。



高木美帆選手が紹介されました。


競技の合間に中年女性のアーティストライブが。
少し場違いな感じで観客の反応は悪く、しらけたムードが会場中を包みました。米国から来た観客もブーイング。



激しく踊り、歌を歌う韓国女性シンガー



スピードスケート競技場前。平昌では夜には常に気温が零下になります。



大きなスケートのオブジェ前で記念撮影

スピードスケート女子1000Mの結果は小平選手 銀メダル、高木選手 銅メダル獲得。
残念ですがわずかの差で小平選手は金メダルに届きませんでした。
これで私の平昌での競技観戦がすべて終了しました。

これまで6度の日本人選手の金メダル獲得の瞬間に立ち会うことができましたが、4度目のオリンピック観戦では金メダルの瞬間に立ち会えませんでした。
表彰式では君が代が流れ感動する体験したかったです。
最後は 日の丸を掲げ これでキメないと。
世界と闘う 日本代表選手を平昌の地で応援出来ましたこと誇りに思います。



トップアスリートたちの闘いの中、多くのドラマが繰り広げられますオリンピック。
平昌では、選手も耐えられないほどの厳寒、強風、運営の稚拙さ、会場へのアクセスと交通の便の悪さ、盛り上がらない会場、ミスマッチな試合途中のライブなど オリンピック開催地として疑問も残しました。転倒者続出のスキースロープスタイル女子、体感温度-20℃を下回り相次ぐ強風の影響で競技がたびたび中断し終了が0時を超え翌日になった男子スキージャンプノーマルヒル。
私自身も過去、4度のオリンピック観戦の中で最も辛い オリンピック観戦となってしまいました。 
東京五輪ではぜひ、スムーズな運営と選手、観客の立場に立ったシステムを構築して成功させてほしいと思います。



今回のオリンピックツアーで交通コーディネイト、通訳を務めていただきました リ・イルソブ君。5か国語が堪能な 世界最高峰のグラフィックデザインスクール ニューヨークのSVAに通う学生です。彼のサポート無しでは短期間で5競技ものオリンピック観戦は実現しませんでした。感謝。

総括:運営、競技環境に問題がありました平昌オリンピック。
自然と闘うアスリートの過酷さを思い知らされました。
多くの種目で転倒が多かった日本選手。
技術や練習量はどの日本選手も世界トップクラスですが、直前のコンディショニング法に問題があったのかもしれません。
身体をコントロールする 心。

その心以上に自律神経のコントロールが大きくアスリートのパフォーマンスを左右します。
自律神経トレーニングやフィジカルやメンタルトレーニング同様 導入されていれば結果はまた違ったかもしれません。
AMSAでも次世代のアスリートに対しフィジカル、メンタルに次ぐ第3のトレーニングである自律神経トレーニングの重要性と手技や知識、腸内環境、栄養や視覚機能、ゲノム解析でのサポートを普及させるように努めたいと考えます。

文:さかえクリニック 院長
先端医科学スポーツアカデミー 副代表理事
末武 信宏


 

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2017年6月 5日 月曜日

レーシングドライバーの自律神経のメカニズム




国内ではスーパーGT, スーパーフォーミュラといった世界的に見ても最高速度、レーシングドライバーにかかるGが大きなレースが開催されています。
スーパーGTは 全日本GT選手権を前身とし2005年より開催されている選手権シリーズであり、国内で開催されている自動車レースのシリーズとしては、1レース当たりの観客動員数は3万人 - 6万人と最大で、スーパーフォーミュラと並び国内最高峰の自動車レースです。注目度が最も高い国内レースとして国内外の様々な自動車メーカーが参加しています。

GT500クラスとGT300クラスという異なる2つのクラスの車両が同一コースを混走するという方式で両 クラスの速度差から徐々に混走状態となり、コースの所々で抜きつ抜かれつの争いが展開され、エキサイティングな場面が増 え、ドライバーには両クラスの車両に注意して走行する高いスキルが求められるレースです。

シリーズ戦の中で成績によりウェイト (重り) が加算されていくウェイトハンデ (Weight Handicap: WH) 制やリストリクターの導入などで、各車両の性能を調整して力を拮抗させることで白熱のレース展開となる様な演出がされ、必ずしも有力チームが上位を占める訳では無く、シーズン終盤までレースの総合優勝の行方はわかりません。レース距離は250km - 1000kmのセミ耐久レースで、2人のドライバーが組み、ドライバー交代が義務付けられ、認知度やレベルの向上などもあり、F1,WECなど海外のトップカテゴリーを経験したドライバーも参戦しています。

スーパーGTの車両は市販車をベースとして大幅に改造したGTカーと呼ばれるクローズドボディの車両を使用します。各車の性能を出来る限り近付けるため、性能調整 (BoP: Balance of Performance) が行われています。

両クラスの具体的な改造の許容範囲はレギュレーションで詳細に制限されていますが、GT500とGT300のJAF-GT規格車両に関してはシルエットフォーミュラに近い純レーシングカーのような車両が製作されているため、「市販車ベースの改造」というGTの基本概念が、かつてのGT1クラス規定のように形骸化し、実質的にはヘッドライトやテールランプに市販車の面影を僅かに残したプロトタイプレーシングカーとなっており、実際に多くのドライバーはツーリングカーの走り方では通用しないためフォーミュラ的走行になっています。

エンジン性能の向上やエアリストリクター径の緩和などによって出力が向上、GT500は2012年時点で600PS近くにまで達しています。


■ GT500クラス
ゼッケンの色は白地に黒、ヘッドランプの色は白色または青色で、参戦する車両はレクサス、日産、ホンダの3社が巨費を投じて製作したワークス車両が主体です。車重、ホイールベース、最低地上高、トランスミッションなど車両性能に大きく影響を与える部分については概ね共通化されているため、メーカー間で極端に性能が偏ることはありません。エアロパーツなど共通化されていない部分の自由度は極めて高く、レース毎に次々とアップデートパーツが投入されることも少なくないほど開発競争が激しいため、各マシンはヘッドライトとルーフ形状程度しか原形を留めていない場合が多く、内実はほぼプロトタイプレーシングカーへと変貌を遂げ、2012年以降では「世界で最も速いGTカー」とも言われています。

新型はダウンフォースが2013年に比べて約30%増加しコーナリング速度がアップ、最高速度は約10kmもアップしています。一方で、タイヤサイズが2013年よりも小さくなり、シャーシの捻れ剛性が低く、車重が軽くなり速度が増したことなども相まってタイヤへの負担が増えることも指摘されています。
エンジンはDTMの4.0L V型8気筒NAではなく、スーパーフォーミュラと共通となるガソリン2.0L 直列4気筒直噴ターボの"NRE"を使用いています。



ー ドライバーの育成

国内のモータースポーツにおいて最も隆盛を誇っているSUPER GTですが、その人気の原点はウェイトハンデ制を導入するなど、特定のチームに勝利が集中することを避けた勝負の面白さに着目した運営面が理由の一つと して挙げられます。一方で、国内フォーミュラレースの人気は下降しており、各自動車メーカーが期待する若手ドライバーを育成プロジェクトとして、人気がありスポンサーを獲得しやすいGT300クラスの提携チーム等に送り込むことが多くなってきています。

本来、ドライバーはレースにおいて車両性能を限界まで引き出し0.1秒を削りとる能力が要求されますが、SUPER GTではウェイトハンデという人為的にコントロールをされた状態で戦うため、必ずしも性能を完全には発揮出来ない。また、シリーズチャンピオンの獲得を睨 み、ウェイト軽減のため故意に順位を落とすなどのケースが過去にも見られ、SUPER GTマシンは性能が高いとはいえツーリングカーで、フォーミュラカーとはセッティング方法が大きく異なるため、本カテゴリからF1やIRLなどへのステップアップを目指すのは難しいようです。レーシングドライバーの多くはトレーナーを付けず、自らトレーニングプログラムを作成するが、ほとんどが我流でウエイトトレーニング主体となりかえって不要な筋肉量を増加させる結果となり脳血流の現象を招いたりしてレースの集中力が低下し結果が悪くなるケースも有ります。2006年にはシート喪失の危機にあったレーシングドライバーもまさにその状況でした。成績が悪くなり集に3度のウエイトトレーニングを2-3時間繰り返し 副交感神経レベルの低下をまねき、口内炎、不眠、下痢、疲労回復の遅延、易感染性の状態で体調は最悪、レースに集中できない状態に陥りました。

トレーナー、レースサポート担当医としてコンディショニングを行ったところ


1:エアナジーによる自律神経機能回復(現在では水素吸入)
2:ウエイトトレーニングの完全停止
3:呼吸法の導入
4:アロマセラピーの導入
5:自律神経トレーニング


により2007、2008年度のフォーミュラNIPPON(現スーパーフォーミュラ)の年間総合王者に輝きました。

もう一つの国内最大級レースにスーパーフォーミュラがあります。フォーミュラカー(オープンホイール)を使用した四輪レースで、フォーミュラ・ニッポンを引き継ぐ形で2013年にスタートしました。略称は「SF」、レース格式は国際。

『日本一速い男 決定戦』とも呼ばれ日本最高峰のカテゴリーであったフォーミュラ・ニッポンを、アジアのスタンダードフォーミュラを目指しアジアを中心にグローバル展開を進めるにあたり、シリーズ名称の変更が行なわれたのです。2015年の概要発表会では、白井社長の口から「名実ともに世界の三大フォーミュラカーレースのひとつとして、F1、インディカーと並び称されるカテゴリーにまで発展させることを目標」と述べており、国内という枠からの脱却を目指しています。

使用される車両は、初年度のみ前年までと同一のスウィフト・017.n(SF13)に、3.4L V8エンジンのトヨタ・RV8Kまたはホンダ・HR12Eを搭載したものですが、2014年からはダラーラ社のSF14に変更され、搭載されるエンジンは、従来通りSUPER GT・GT500クラス用と基本設計が共通のものとなる「NRE(Nippon Race Engine)」と呼ばれる2.0L 直4 直噴 ターボエンジン、トヨタ・RI4Aおよびホンダ・HR-414Eになります。つまりよりF1に近づく強力なGや負担がレーシングドライバーにかかるレースとなっているのです。

生身の身体で大きなGがかかると身体には生理学的大きな負担がかかります。
特にブレーキングGと呼ばれるブレーキで急激に減速する時にかかるGは脳内の血流分布を一瞬で大きく変化させます。
この時、トレーニングを受けていない一般人ではブラックアウト、つまり失神状態になることが知られています。

脳への血流こそがアスリートの集中力を高めるには大変重要な因子です。

この血流調整は血管の収縮、拡張を無意識に調整する生体機能であり自律神経が働いた結果です。
トプアスリートは自律神経の機能が特に高く トータルパワーといわれる数値や副交感神経レベルが高く 極限の緊張状態でも安定した精神や身体バランスを維持することができます。


-レーシングドライバーに必要な自律神経トレーニング

レーシングドライバーも例外ではありません。
レーシングドライバーこそ 最強の自律神経機能を有するアスリートであることが必要条件で実際、F1レーシングドライバーやスーパーGTの年間王者に輝いた1流レーシングドライバーは自律神経機能に優れています。
レーシングドライバーへのコンディシィニングとして自律神経機能向上が必須なのです。

1:水素吸入による自律神経機能向上
2:高気圧酸素療法による自律神経機能向上
3:Core Controlによる自律神経機能向上
4:セル・エクササイズによる自律神経機能向上
5:HOT TABによる自律神経機能向上(疲労回復)
6:セル・トリートメントによる自律神経機能向上(疲労回復)
7:MediColon(活性乳酸菌製剤)による自律神経機能向上(腸内細菌叢改善)
8:ビジョントレーニングによる脳血流アップ


がレーシングドライバーのパフォーマンス向上として勧められ現在、上記システムやコンディショニング法の検証が進んでいます。


■ F1ドライバーが耐えなければならない最大のプレッシャーがGフォース

F1レースでは、ドライバーは、プレッシャー、高温のコクピットなど全体的なフットネスレベルに対し大きく長い負荷を受けると同時に、通常の人間なら意識を失うほどの重力加速度です。

Gフォースは、自由落下に対して加速する物体に重力が及ぼす圧力であり、レーシングドライバーは重要な一瞬の判断をしながら、この負荷の大きい力に耐えることができる超人的アスリート。

モータースポーツのGフォースは、高速乗用車に乗って高速コーナーを回るときの2Gから、停止状態から1秒未満で時速100マイル(160km)まで加速するドラッグ・レースのトップカテゴリーの5.3Gまでの範囲にあります。

瞬間的に大きなGフォースを生き延びたドライバーの例は、1977年シルバーストンで開催されたイギリスGPのフリー走行中、デイヴィッド・パーレイは、ベケッツ・コーナーでアクセルが戻らなくなり、179.8gと推定される力を短時間経験しました。

その後の衝撃で、マシンは2フィート足らずの距離で時速108マイル(173km)から停止。脚、腰、骨盤に重傷を負ったが、レースに復帰できるまでに回復しました。しかし、運が悪いと軸索損傷という中枢神経への神経断裂という深刻なダメージを負うこともあるのです。

通常のグランプリレースでも、F1はGフォースが高く、ドライバーは各レースで3~5Gに耐え、レッドブル・レーシングのカー・ エンジニアリング責任者ポール・モナハンは「ドライバーが経験する大きな加速力は、横および縦方向のもので、最高値は4.5Gを越え、ドライバーの肉体 は、短時間ではあるものの自身の体重の4.5倍の力を受ける」と語っています。

戦闘機や曲芸飛行のパイロットはさらに高いレベルのGに耐えるが、垂直軸のみであるので、ドライビングの方が肉体にとっては厳しい場合もあります。空軍パイロットはさらに大きな重力負荷を経験しますが、それは通常背骨に沿ったものだが、F1ドライバーは背骨にほぼ直角の負荷を耐えています。

マーク・ウェバーは「Gフォースがかかると、体が締めつけられるような感じがする。高速コーナーでは 回っているときにGフォースは横からかかるので、肋骨、腰、首がシートに押し付けられる。それに耐えて集中力をレース中に長時間保持しなければならない。この力はゆっくりとかかり、コー ナーの半ばで最高に達する」と説明。

ブレーキを踏むとGフォースのレベルは急に増減し、ウェバーは「それは全く違う感じだね」と話します。
呼吸管理が重要になります。3Gを越えると自由に呼吸できなくなるので、意識を失う危険があるのです。

ウェバーは「Gフォースを経験しているときは、いつものように呼吸するのが難しくなる。特に長い高速コーナーではね。息を止めなくてはならない場合もあるので、少し弱気になることもある。」

そのため、信じられないほどのコア・フィットネス、スタミナ、集中力が必要とされる。しかし人によってGフォースへの耐性は大きく異なり、肥満している人 の方が、痩せて健康な人よりもGフォース耐性が高い場合があるのです。これは肥満の人の循環器が血流を制限するからである。もちろん逆に、循環器に負担がかかると失神する場合もあります。

循環、呼吸、発汗、体温調整、消化吸収、脳血流のコントロールなどすべての身体の無意識な生命維持を行っています 自律神経機能を計測し鍛えることは、ドライバーにとって過酷な環境下でも集中力を失わず安全にドライビングできる最も重要なポイントであることを自律神経研究の専門医として強くお勧めいたします。パフォーマンス向上はもちろん、事故回避能力は、すべてドライバーの自律神経能力にかかっているといっても過言ではありません。

しかし、唯一の方法は心血管トレーニングであり、レースに集中できる耐性を高めなければならない。ウェバーは「トレーニングに関していえば、マシンが最高の道具だね」と言っています。
つまり心血管トレーニングこそ自律神経トレーニングなのです。


極限の環境下で、事故で命の危機という大きなリスク、ストレスに曝されながらレースを行うレーシングドライバーにとって集中力は最も重要な能力です。

リスク管理から考えてもレーシングドライバーにとって自律神経へのアプローチ、コンディショニング、トレーニング、ケアは必須事項なのです。
私どもはこれまでF1レーシングドライバーをはじめ国内のGT、スーパーフォーミュラ年間総合王者をはじめ トップ選手を指導、サポートを行い自律神経をはじめ様々な生体データを取得し研究に努めてきました。
このコンディショニング、トレーニング、ケアノウハウが多くのドライバーのパフォーマンス向上に役立つと確信しています。

最近の私どもの知見ではドライバーの脳血流をいかに向上させるか。集中力アップも含めこれに尽きると考えます。
耐久レースでは車内が摂氏60度以上にもなりドライバーの身体は脱水状態になります。この時、疲労した筋肉をクールダウンするため大量の血液が筋肉内に流れ込み脳の血流は低下してしまいます。脱水でさらに脳血流低下に拍車がかかります。
無計画なウエイトトレーニングはレーシングドライバーの脳血流を低下させることもあります。
レーシングドライバーには必要最小限の筋肉だけで良いのです。


レーシングドライバーのパフォーマンス向上には全ては脳血流にあります。

ビジョントレーニングも脳血流をアップさせると言われていますのでぜひ、導入していただきたいトレーニングの一つです。
身体というハードウエアばかり鍛えても結果が思うようにならないときは ソフトウエアである神経系統を鍛えるトレーニングをぜひ導入しましょう。

このためには専門医とトレーナーがサポートする必要があります。



 

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2016年2月 5日 金曜日

アスリートのオアシス、セルトリートメントでのコンディショニング・ケア



アスリートにとってトレーニング以上に重要なことは、コンディショニング、ケアであると以前も解説してきました。
多くのアスリートがより有効でパファーマンスが向上するトレーニングを求め日々行い 多くの時間を費やしています。
しかし、コンディショニングやケアには時間を費やしたり有効な方法を探求するアスリートはまだまだ少ないようです。
どうしてでしょうか?


これは子供の頃から スポーツには根性、我慢、努力、耐える心と身体が一番と常に指導者や周囲の関係者から言われ続けていたからに他なりません。
アスリートは厳しいトレーニングに耐えてこそ1流への道。

残念ですが未だにこの指導法を行なってアスリートを結果として潰してしまう指導者が少なくありません。
ハードトレーニングに関して私は否定的ではありませんが トレーニング自体が身体の機能を破壊するようなトレーニングは絶対に賛成できません。

負荷は筋肉や身体機能向上に役立ちますが過剰な負荷は障害になるのです。
この限界点や回復法をアスリートは学んでいるでしょうか?
ここまでやれば大丈夫、これ以上は無理。
誰が決めるのでしょうか?

アスリートではなく多くは指導者の経験と勘と独自の理論で決定されています。
そこには個人特性などは一切無視されてしまっているのです。

医学的知識を持ち合わせていない指導者にはやむを得ないことですが、トレーニングを積めば積むほど身体が強靭になり身体能力が向上するというスポーツ教育には大きな改革が必要です。
医学の中ではエビデンスドメディスンという言葉がありますが、スポーツでもエビデンスドスポーツの考え方が必ず主流になるはずです。

つまり、根拠があるトレーニングがスポーツには必要。
休養も疲労回復に充てるケアもウオームアップもトレーニングなのです。
苦しい負荷をかけるばかりがトレーニングではなく コンディショニング、ケアを含めることが真のトレーニングであると私は考えています。

多くのアスリートは鍼灸、マッサージは経験されています。
手軽に受けることができる、自律神経セラピーという微弱電流を身体へ与え自律神経や筋肉のバランスを整えるケア、コンディショニング法も近年注目されています。

Salon528ではあらゆる分野のアスリートに支持されたセルトリートメントを受けることができます。




-アスリートのケアに有効なセルトリートメント

セルトリートメントは健康美容分野で広がりましたが、最近では介護、アスリートのケアなどスポーツ分野にも広がり、日本を代表する有名トレーナーも導入を開始しその有効性や自律神経への影響を検証しています。
実際、セルトリートメントを体験しその有効性を高く評価し推薦されるアスリートが少なくありません。

推薦されるアスリートも各スポーツ分野では日本を代表されるアスリートの面々です。
私の指導させていただくトップアスリートも試合前後には必ずセルトリートメントを受けて身体ケアを行っています。
身体のケアはもちろん自律神経機能向上にも大きく役立っているようです。


Salon528では厳しいトレーニングを受けた専門のセラピストが担当してコンディショニングを行います。
アスリートの体の状態をしっかり把握してアスリートに合ったプログラムも用意しています。




これまでのマッサージ、アロママッサージなどは体表からの物理的な圧力やアロマオイルによるマッサージ効果を期待したものでしたがSalon528では他に類をみない自律神経システムによる微弱電流による皮膚のみならず筋肉内へのアプローチによるケアが行われます。


自律神経機能の向上を配慮したサロンでは、治療院にありがちな簡素な内装ではなく、入店と同時に気分も落ち着き癒される豪華で落ち着いたサロンです。
アスリートが受けることが多いスポーツマッサージではその手技のみを重視するだけで空間の居心地の良さは無視されています。
自律神経サロンでは、空間、セラピスト、専用ベッド、施術に使用するクリームの香り、絵画など全ての部分に癒やしを配慮し設計され 緻密なシステムで運営されています。

セラピストの能力を維持し最高のケアが提供できるように教育、研修や勉強会も専門医や自律神経の研究者、トップトレーナー、トップアスリート、スポーツ指導者を講師として行なっています。

座学で短時間の実技講習だけでなく本格的にセラピストを教育する数少ないアカデミーを背景にセラピスト育成に努めています。

高級なサロンのプライベートルームで受けるセルトリートメントは、体験したアスリートから絶賛されています。
腸内環境を大きく改善する専門医が監修して開発されたメディコロンもサロンでは取り扱って自律神経へのアプローチのアドバイスも受けられます。

もちろんSalon528では、世界最高峰の自律神経研究ベンチャー法人 BIOCOMテクノロジー社が開発したインナーバランススキャナーで自律神経の検査を受けることもできるのです。

自律神経の検査が受けることができる数少ない施設でもありボディメンテナンスが定量的な評価とともに受けることができるため多くのトップアスリートの信頼感を掴んでいます。

私自身、毎週2回ほどは必ずSalon528で施術を受けボディメンテナンスを行なっています。
過去に骨折した部位の痛みの改善、トレーニングによって過度に緊張した筋肉の弛緩など身体調整には
セルトリートメントはかかせません。

セルトリートメントとは?

特殊な機械による微弱電流を帯びたセラピストの手を身体にあてがい、乱れた自律神経を整える技術が『セルトリートメント』です。最大の特徴は施術を受ける身体に触れるのが金属の端子や器具ではなく、セラピストの素手であるという点で、気持ちのこもった素手のぬくもりは、人が心地よく感じるということは誰にでも理解できます。この自律神経セラピーは子供から高齢者まで誰でも受けることが出来る安全な技術です。
従来のマッサージのように力を加えることはしません。

特殊な機械から発生する微弱電流を一旦セラピストの足裏から身体に送り、その手指が肌に触れた箇所から電流が伝わり、筋肉が直接深部まで刺激される感覚は従来の技術にもない特殊なもので、初めて施術を受けたアスリートは「初めて受ける施術法だった」、「これまでに体験したことがないほど心地よかった」など、多くのアスリートからの評価を得ています。

素手で施術を行う利点としては、個人の好み、状態に合わせた細かい調整ができるというところにあります。セラピストはアスリートにその時の身体の調子を直接リスニングしながら、電気の流れてくるプレートを踏み、その面積や加える力により電流の出力を調節します。

水分や血液の巡りが悪いことから電気の通りも悪く抵抗となり、それがセラピストの手に違和感となって表れ、こうした箇所へは出力を強くするなどの調整をしながら施術を重ねるうち、少しずつ通りが良くなり、状態も改善していきます。本人が気づいていない場合であっても、セラピストが異変を発見するケースは多いということからも、リピーターの信頼を得ながら支持されている根拠になっています。

セラピストがアスリートの身体の状態を的確に把握しながら行える画期的な技術なのです。
まさに機械ではなく人対人でなければできない施術の仕方であり、世界で唯一の技術です。
(特殊な機械は、治療を目的とした医療機器ではありませんので治療には使用できません)


-有効性を検証

セルトリートメントを普及させセラピストの教育、養成を行うアカデミーでは、その効果に対するエビデンスを確立させるため専門施設にて身体情報の測定を行い、科学的根拠に基づくデータ取得と検証に務めています。

細胞の1つ1つに良質な血液を供給することは健康のための絶対的な条件であり、副交感神経の機能を向上させることによりリラックス状態へ導くだけでなくアスリートにとって最も大切な副交感神経優位な状態へと導きます。
 トップアスリートは極度の緊張の中でもリラックスできる程の優れた副交感神経機能を持っています。休養もトレーニングとして捉え、効果的なケアを取り入れていくことが多くのアスリートにとって必要です。

そうすると夜間の良質な睡眠を取ることが困難になり身体に疲労がたまりやすくなるだけでなく、こうした自律神経の乱れが続くと自律神経失調症になって本格的な不眠症になったり、あらゆる健康リスクが高まるのです。
自律神経サロンで行われる自律神経セラピーは整形外科や接骨院、鍼灸院などで受ける治療とは異なりアスリートの身体を本当の癒やしへ導くでしょう。

*Salon528では医療機関でないため医療行為は一切行いません。また疾患の診断、アドバイス、マッサージ手技による徒手的な施術も行いません。これらに代わって癒やしのボディケア、自律神経検査、自律神経に関しますアドバイスを行なっています。




 

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2016年1月26日 火曜日

キックボクサー ダニロ・ザノリニ選手の強さの秘密


プロボクシングトレーナーでもあります私ですが、これまで多くの空手家、キックボクサーのコンディシィニング、トレーニング、ケア、治療を担当させていただきました。
その中でもダントツで才能、努力、実力を備えた 真のキックボクサーとも各方面から高い評価を受けていますキックボクシング3冠王者 ダニロ・ザノリニ選手の強さの秘密と彼の活動を解説させていただきます。



-アスリート・指導者・経営者として大活躍!

ダニロ・ザノリニ選手は岐阜県可児市に在住していますが、名古屋を中心としたキックボクシングジムで指導を行う傍ら自ら現役キックボクサーとして年間数試合を闘い東海エリアでは最も有名なキックボクサーの一人です。
ルックス、ファイトスタイル、実力、人間性、格闘家としての努力、全て揃った素晴らしい選手です。
格闘家としての実力だけでなくスポンサーへの気配りなど、高い人間性に惹かれる方が多くスポンサー獲得も確実に行なっています。

どんなスポンサーに対しても挨拶、試合結果の報告、自らのトランクスやガウン、などスポンサー企業のPRを積極的に行い face bookなどのSNSでもしっかりスポンサーPRを行なってスポンサーの信頼度も高いアスリートです。

私はこれまでプロ野球選手、Jリーガー、オリンピック日本代表選手など数多くのトップアスリートの指導や治療を担当させていただいてきましたが、その多くは 挨拶、報告、お礼、スポンサーへの対応がほとんどできていませんでした。
アスリートは日本で恵まれていない、セカンドキャリア問題が取り上げられるようになりましたが、アスリート側にも問題があるのです。


アスリートがプロ意識をしっかり持ってお金を出したりサポートしていただいている方々にメリットになるようなPRをしっかり行えば間違いなくスポンサーは獲得できますし、競技にも専念できるのです。

多くのアスリートが学ぶことは スポーツの技能やフィジカルの向上のためのノウハウ以上に社会の仕組みや常識、スポンサー対応の具体的方法であると私は考えます。
日本ではこの分野のアスリート教育が大きく遅れています。

アスリートはこの仕組や社会への貢献のための教育を受ける場所がほとんど無いのが現状です。
根性や組織の忠誠心などは教育しても 近代的なスポーツビジネスの中におけるアスリートの役割やその対費用効果の意義など理解しているアスリートは少ないようです。とても残念なことです。

2020年、東京オリンピックで空手が競技種目として採用されても この部分がしっかり理解されないと次はありません。
人生をかけて空手やキックボクシングを続けてその先には何が有るのでしょうか?
趣味と競技スポーツは全く違います。

ダニロ選手はすでにジム経営、後輩の育成、本国ブラジルでのメディアでの自己PRと各テレビ局への出演、ブラジルでのキックボクシング普及活動などアスリートの知名度や肩書、経験をフル活用されています。
引退後の方向性や生活プラン、人生設計をしっかり考えています。

キックボクサーとしてのダニロ選手ですが、日系3世 ブラジル人で、元極真空手、ブラジル、サンパウロ王者でもあり彼の格闘家としての源は空手です。

試合前には定期的にクリニックを訪れ ウエイトコントロール、疲労回復などのコンディショニング指導を受けられています。
計量後には必ず直前のボディメンテナンスを行い 減量の身体のダメージの回復に努めます。
ダニロ選手はトレーニング以上にコンディショニングを重視しいつもベストパフォーマンスができるように身体のケアに務めています。
身体が資本、そして彼の勇姿、パフォーマンスと活躍がダニロ選手を支えるスポンサーの大きなメリットにもなります。


-空手家の皆さんはいかがでしょうか?

苦しいこと身体が辛いことが精神修養になり根性もついて強くなると考えていませんか?
怪我は当たり前、骨折くらいで音を上げない、空手に怪我はつきもの、痛みは根性で耐えることができる。
これまでの多くの空手家がそうだったように未だにこのような考えの指導者が少なくありません。

昨年、某団体の空手日本選手権大会優勝者から私に連絡がありました。
全身の関節が傷んで選手権前に何とかしたい。優勝候補としてパフォーマンスを故障で低下することがないように・・・
PRPの療法をご希望されていましたが、私は治療をお断りました。

理由は、治療すれば痛みが治りパフォーマンス向上が見込まれると単純に考えられていたからです。
治療すれば大丈夫、痛みさえ取れれば・・・
パフォーマンス向上には疼痛改善は必須ですが根本的な原因やトレーニング法、日々の体のケア、メンテナンスがおろそかでその場しのぎの治療は決してアスリートのためにはなりません。

私は丁寧にPRPの有効性、経過、現状を改善するためのケアやコンディショニングまで詳細なメールを送らせていただきましたがその後、メールの回答すらありませんでした。
大切なことは、治療だけではなくその過程と礼儀です。
丁寧にメールで回答を受け取った場合は、お礼を返すのが社会性が有るアスリートの資質です。


-格闘家には怪我がつきもの

打撃系格闘技では当然試合後は、身体に少なからずダメージを残します。このダメージを最小限に抑えるためにどうすればよいか。常にこのことをダニロ選手は考え試合に臨んでいます。

ダニロ選手は、これまでも紹介させていただきました、水素療法、自律神経セラピー、パワープレート、エアナジー、といったシステムでコンディショニングを行い 自律神経機能向上に努めて いつも緊張する試合においても通常通りのパフォーマンスを平常心で発揮できています。

77BLACK WATERを取り扱う 南洋ホールディングス株式会社がBLACK WATER http://www.blackwater.jp/ の供給をスポンサーとして行い、さかえクリニック http://www.sakae-clinic.com/ では水素療法 http://legarsi.co.jp/ 、トレーニング指導など を行なっています。

日々の身体のコンディショニングは BLACK WATERを飲用し、試合前の疲労回復や痛みのケアは、自律神経サロンでセラピストによる自律神経セラピーを受けて、試合直前にはさかえクリニックで水素療法とパワープレートによるコンディショニングを受けています。

スポンサーはアスリートに金銭を支給するだけでなくベストパフォーマンスが出せるためのサポートを各企業の特色をだしてサービス提供することも大切です。アスリートの希望は何よりも試合に勝利し1日も長く現役アスリートとして活躍することだからです。

今や彼は格闘技界のブラジルの英雄と言ってもよいほどの知名度と実績になりました。
来年からK1がテレビ放映される可能性も囁かれていますが、K1出場を希望されていますダニロ選手がテレビでもその勇姿をきっと見せてくれるでしょう。

アスリートとして指導者としてジム経営者であるビジネスマンとしてのダニロ・ザノリニ選手の活躍が多くのアスリートの手本となっていくと考えています。


ダニロ・ザノリニ  プロフィール

Danilo Zanolini
(ダニロ・ザノリニ)

[生年月日]
1980年7月29日
[出身]
ブラジル・サンパウロ
[身長]
174cm
[体重]
78kg
[所属]
ブラジラアン・タイ

[戦績]
45戦34勝11敗 17KO

[タイトル]
第2代HEATキックルール ミドル級王者

初代RISEウエルター級王者

ISKAスーパーウエルター級王者

------------------------
祖母が日本人の日系ブラジル3世のダニロ・ザノリニは、9歳の時ブラジルで極真空手を習い始め15歳でキックボクシングを始める。

幼い頃から貧しく衣食住満足にいく程の稼ぎのある仕事も少なく、17歳で母と共に生活圏を日本に移す。

車の塗装業をしながら日本での生活のルールを覚え同時に空手道場にも通い始める。

しかし24歳の時ブラジル在住の父が大病を患い帰国。

帰国後人生の伴侶と出会い結婚、更に一児の父となるが病気の父が56歳の若さで他界。

ダニロは天国の父に格闘技で大成する事を誓う。

その後ブラジルで極真空手の道場に再び通い始め黒帯を取得し腕を更に研き2004年 極真空手ブラジル、サンパウロ王者に。

そして2005年に再び日本へ。

岐阜県可児市に拠点を移し近くの公園で空手、キックボクシングを教え始める。

ダニロの人を選ばない優しい性格に惹かれ道場生はどんどん増えていき公園での青空道場も30名を超えるまでになった。

その後体育館を借りる決断をし天気に左右されない屋内での道場が始まる。

2006年からキックボクシングの試合に出場しHEATに参戦。

怪我などの試練を乗り越え連勝を重ね実績によりタイトルマッチ挑戦の声がかかった。

そして2010年3月HEAT13でHEATキックルールミドル級タイトルマッチに挑戦。

ムエタイ80勝を誇る王者ファピカートRSプロモーションをストレート1撃で豪快な失神KO勝利を飾りHEAT2代目王座に輝いた。

その後はK-1に参戦。

2010年佐藤嘉洋にKO負け。
同年中国大会で判定勝ち。
2012年モンゴル大会でKO勝ち。

HEATの防衛戦ではK-1 WORLD MAXで活躍した濱崎一輝を判定で、韓国のイ・スファンを2ラウンドTKOで退けた。

更に2012年にはK-1ジャパントーナメント優勝の名城裕司も判定で降し防衛を続けた。当時の実質 日本ナンバーワンK1王者に圧倒した。

2013年9月にはRISEウエルター級王座決定戦に参戦し金井健治を判定で、11月の決勝は渡部太基を判定で降し2つ目のタイトルを獲得。

防衛戦では2014年7月にK-1日本トーナメント全試合KO勝ちの長島☆自演乙雄一郎を退け初防衛。K1で活躍していた長島選手の実力を考えるとこの時点でもダニロ選手が国内最強のキックボクサーと評価される。

2014年3月22日名古屋国際会議場にて行われたHEAT35の防衛戦では韓国キックボクシング協会ミドル級王者ベク・マクソンを2ラウンドKOで降し6度目の防衛を果たした。

多くのナショナル王者を撃破したダニロ選手は、多くのキック団体がひしめく中でも図抜けた実力者であるといえる。

2015年11月29日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホール


ISKA世界スーパーウェルター級(70kg)タイトルマッチ 3分5R
フィリップ・サモン(フランス/ISKA世界スーパーウェルター級王者)
vs
ダニロ・ザノリ二(ブラジル/TS Gym/ブラジリアン・タイ/HETAキックルールミドル級王者、RISEウェルター級王者/挑戦者)
に劇的KO勝利を収めタイトル奪取に成功。ラウンド前半は王者の強力なパンチとキックに苦しんだが、反撃の連打でサモン選手は失神KO。
HEATで各国のキックボクシング王者を撃破してタイトルの防衛を重ねているダニロ選手の実力を魅せつけた試合になった。

現在ダニロ・ザノリニは、ミドル級・ウエルター級共に向かうところ敵無しの心・技・体を兼ね揃えた3冠王者である。
 

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