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2013年7月21日 日曜日

体内ミネラル・有害金属とサプリメント


サプリメントも摂取する根拠がなければ健康被害をもたらすこともドラッグストアで売られるようになり、身近な健康補助食品として定着しつつあるサプリメント。しかし、バランスを考えて摂取しないと逆効果につながる場合があることはあまり知られていません。

― 体内ミネラル・有害重金属とサプリメント

ミネラルは身体の重要な構成成分であり、その他酵素作用や代謝調節作用始めいろいろな生理機能に欠かせません。特にアスリートは一般の人に比べ、5~10倍以上必要とします。

激しい運動時には 活発な神経作用を継続するため、体構成組織の崩壊や成分の損耗を修復再生するためや、短時間に放出する大量のエネルギーを産生するため、さらには大量の発汗で失われる栄養素を補うなどに十分なミネラル補給が重要です。

また、必須ミネラルや参考ミネラルが不足することで様々な障害が発生します。
例えばカルシウムが不足すると、筋肉の収縮や出血時の血液凝固能に影響が出ます。マグネシウムが不足するとカルシウムやリンと同様に骨や歯の大事な構成成分の為、強度維持が困難になったり、エネルギー代謝に影響したりします。亜鉛は細胞分裂の促進、組織修復する働きを持ち、セレンは強い抗酸化力を発揮するミネラルです。

ベストコンディションを維持するために、それぞれのミネラルが不足にならないように注意する事が必要です。

しかしながら、そのミネラルも過剰摂取は逆効果につながります。例えば、カルシウムの過剰は高血圧、動脈硬化、腎障害、泌尿器系結石のリスクを高めてしまいます。

2012年に『Heart』という医学雑誌で、カルシウムを摂取した24000人を11年間にわたってフォローしたところカルシウムを日常的に摂取しなかった人と比較して不整脈や心筋梗塞といった心臓病が86%も増加したという報告があり カルシウムを長期間摂取すると心臓に問題が起こることが科学的に証明されてしまいました。 こういった最新の論文や医学情報に目を配ることもとても大切です。

マグネシウムを摂りすぎると下痢、筋力低下、呼吸麻痺、意識障害、心疾患などの原因になります。カリウムが過剰になると筋力低下、麻痺、知覚障害、不整脈などの症状の危険性があります。セレンが過剰になると脱毛、爪の変形、疲労感、嘔吐、腹痛、下痢などの危険性があります。

このように全ての必須・参考ミネラルは『バランス良く保つ事』が重要です。そのため、定期的に体内ミネラルの状況を測定・把握する事で、過剰摂取を避け、不足を補うことで体をより適切な状態を保ちコンディション管理の精度を高めることが可能になります。


― ミネラルの働きと重要性

ミネラルの働きと重要性  あらゆる物質をつくる基本単位が「元素」です。ヒトの身体も例外ではなく、少なくとも60種類以上の元素からできています。そのうちの96%を酸素、炭素、水素、窒素が占めますが、残りの4%がミネラルと呼ばれる約20種類の元素です。ミネラルは英語で鉱物、つまり無機物ですが、このうち生命維持に必要なものを栄養学では無機質、またはミネラルと呼んでいます。

ミネラルは骨や歯などの骨格を形成し、たんぱく質や脂質の成分となるなど、体の構成部分として重要な役割を担っています。また血液や体液のpH(ペーハー)や浸透圧を正常に保つ生体機能調整、酵素の補助因子やホルモンの成分になる働きがあります。

必要量はわずかなため、ビタミンとともに微量栄養素と呼ばれています。ミネラルは体内で合成されず、外部から摂取するしかない栄養素です。わずか全体の4%ミネラルですが、これらのミネラルがバランス良く存在していなければ身体を維持することも、生命活動を維持することもできなくなってしまう重要な成分です。


― ミネラルの種類

各国で栄養所要量が定められているミネラルは15種類あります。そのうち、ある程度まとまった量が必要なミネラルは、カルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、塩素で、日本では食品から毎日100mg以上を補給しているこれらを必須元素、または必須ミネラルと呼んでいます。

一方、必要量がごくわずかなものを微量必須元素、または微量必須ミネラルと呼び、銅、鉄、クロム、マンガン、モリブデン、セレン、亜鉛(あえん)、ヨウ素、フッ素が該当します。  

現在日本では、前記のミネラルのうち、食塩として取り扱う塩素とナトリウム、また資料不足のフッ素を除いた13項目について所要量と許容上限摂取量が策定されています。なお、摂取の必要なミネラルの種類は食生活のちがいにより異なり、万国共通ではありません。

 


― ミネラルバランスを乱す加工食品

ミネラルは欠乏症と過剰症の幅、適正な範囲が狭いのが特徴です。また特定のミネラルを多くとると、他のミネラルとのバランスを乱し、かえって健康をそこなうことも知られています。

従来はふつうの食事をしているかぎりミネラルに関して問題はありませんでした。摂取量をみると、カルシウムを除いたミネラルは所要量を上回り、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)以外にきわだったミネラル欠乏症もとりざたされていません。

しかし現代の食生活は、ミネラルバランスの乱れ、ひいては潜在的な欠乏症のおそれがあるといわれています。原因の1つは食品の精製過程で、ミネラルを多く含む部分を取り除いていることです。たとえば精製砂糖に含まれる鉄は黒砂糖の6.4%、カルシウムにいたってはわずか0.7%しかありません。  

加工食品も大きな要因です。濃い味付けのためナトリウム過剰になるうえ、食品添加物や清涼飲料水にはリン酸が多く使用されるので、リン過剰にもなります。過剰による弊害のほかに、カルシウムとリン酸をいっしょにとると、吸収されにくいリン酸カルシウムになってしまい、カルシウム不足をまねきます。

また、炭酸飲料の炭酸もカルシウムの吸収を阻害することが報告されています。  慢性的なミネラル不足は糖尿病や心疾患など、多くの生活習慣病のリスクを高めます。


― 有害金属

有害金属 有害金属は水銀、アルミニウム、ヒ素、鉛、カドミウム等の総称で、体内に入ると体にとって必要不可欠なミネラルの働きを阻害し、様々な障害を引き起こします。

例えば、アルミニウムはアルツハイマー病の原因となったり、ヒ素はその強い毒性から酵素の働きを阻害します。カドミウムは腎障害、骨軟化症、水銀は腎障害をもたらし、鉛は消化器、腎臓、精神神経系の障害や高血圧、動脈硬化の原因物質となります。  

有害金属は、食品、大気、水道水、食品添加物、タバコ等から摂取されると言われています。
食品において、土壌中の有害元素に汚染された土壌で育った農作物を摂取することにより、家畜の発育や人間の健康上重要な問題となります。

また、クロマグロ、キンメダイ、フカ、くじらなど一部の大型魚類は、水銀やカドミウムを高濃度に蓄積していると言われています。

なるべくこれらの有害金属を体内に取り入れないような工夫が必要です。必要に応じてデトックス療法によって、体内に溜まった有害金属を排出するとこも必要です。


― ミネラル測定の重要性

先にも述べた通り、ミネラル摂取で大事なことは、適量を維持する事です。不足すると体に様々な障害を起こしますが、そのミネラルも過剰な摂取によっても弊害を起こします。例えばカルシウムが過剰になると高血圧、動脈硬化、腎障害、泌尿器系結石さらには鉄、マグネシウム、亜鉛などの吸収阻害を起こします。また、マグネシウムの過剰により下痢、筋力低下、呼吸麻痺、意識障害、心疾患などの原因にもなります。むやみにサプリメント等で補充するのではなく、「足りないものを適量補う」事が重要です。そのためには、体内のミネラルの状況を客観的に把握する事が重要です。

― 体内ミネラルの測定方法

体内ミネラルの状態を測定するためには様々な方法があります。
従来良く利用されていたのは毛髪ミネラル検査です。毛髪を切り、検査センターへ送付すると約2週間で必須・参考ミネラルや有害金属の状態がわかります。

ただしこの検査は、今の状態では無く2~3ヶ月前の状態を表すことと、再現性が課題と言われています。また、髪の毛は身体の排泄器官のひとつと言われており、この検査で得られる結果は身体にとって不要なミネラルが/有害金属がより多く検出されると言われています。

これ以外にも、蓄尿(1日分又はは日分の尿を溜める)や爪による検査もありますが、何れも検査センターへ送り、結果がわかるのには2週間ほどかかります。 蓄尿検査は手間もかかり簡単にできる検査ではありません。

オリゴスキャン

現在では世界最新鋭、その場でわかる『体内有害・必須・参考ミネラル測定解析システム:OligoScan(オリゴスキャン)』が開発され、私のクリニックでは国内で最も早く導入しアスリートのコンディショニング、サプリメントのコンサルテーションに使用しています。

アスリートのコンディショニング検査としては現況では、国内では当施設が唯一の検査機関となります。 『OligoScan』は、ルクセンブルク、フランス、ドイツ、アメリカの医師や工学博士によって12年の歳月をかけて開発された体内有害・必須・参考ミネラル測定解析システムです。


専用の小型機器で手のひら4か所をスキャンするだけで、体内に蓄積している有害金属14元素と、必須&参考ミネラル20元素を測定し、その場で測定結果が得られます。

― 測定方法

手のひらを4回スキャンした際に、1秒間に200回非常に微弱なUV-Aと赤色光が照射され、その励起反射を読み取りデータ化されます。つまり合計800回読み取っています。その情報は即座にインターネット経由で、高度なセキュリティー保護された開発元(ルクセンブルク)のデータベースへ送信・解析され、わずか数分で測定結果がPDFレポートとなって手元のパソコンに届きます。レポートとして得られる結果は、WHO(世界保健機関)推奨値と比較してどれだけ多いが少ないかがグラフに表示されます。

オリゴスキャン測定レポート

OligoScanによる組織中微量元素測定に用いられる方法は吸光光度法です。吸光度または化学物質の光学濃度測定で構成される定量法による測定です。

ミネラルなど、すべての化学物質化合物は、光の吸収・蛍光または反射など特有の波長を有しており、より多く対象物が存在している場合、ランバートベールの法則に従い、より多く光の吸収が得られます。

吸光光度法は、 化学、薬学、環境、食品加工業、生物学、医療/臨床、材料、化学工学など非常に広い分野で用いられています。臨床検査分野においても、血液や組織の臨床診断に吸光光度法が使用されます。OligoScanは特殊なスキャニング技術と膨大なデータベースによって、吸光光度法により短時間で正確で再現性の高い測定が得られます。

アスリートの多くはサプリメントを当然のごとく摂取していますが、摂取するための根拠はほとんどなく指導者もいません。漫然とサプリメントを摂取することで過剰なミネラルを取り込んでしまったがために体調を崩してしまう報告も受けています。健康な身体を維持するためにはミネラルバランスが大事で、そのためには信頼できる測定法によってきちんと調べた上でサプリメンテーション療法を行う事をお勧めします。

日本人は特にマグロを食べるため水銀や鉛などの重金属が身体に過剰に蓄積している方も少なくありません。

近年、缶コーヒーや自販機の清涼飲料はアルミ缶の製品が少なくなくアルミニウムが飲料水中に溶解しそれを体内へ摂取るためアルミニウム過剰になっている方も少なくありません。 検査で食生活や日常生活で注意することがわかることはサプリメンテーション同様、大きな意義があります。

最先端の検査でコンディショニングする時代が既に来ているのです。

さかえクリニックでの
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