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2010年11月16日 火曜日

2010年 バンクーバーオリンピック寄稿

3度目のオリンピック観戦として2月16日から2月21日までバンクーバー滞在。
今回の観戦は、スノーボードハーフパイプ観戦と女子1000Mスピードスケートでした。
中部国際空港から成田空港経由でバンクーバーまで。
破綻して話題になっているJAL ビジネスクラスを利用してのフライトでした。
エコノミーからのランクアップということで70万円弱の追加料金がかかりましたが、サービスには大きな疑問が残りました。
食事で和食をオーダーするとしばらくたってから 予想以上に和食のオーダーが多く 洋食しか残っていないCAが伝えにきたので 食事は不要です。と伝えるとエコノミークラスの和食を勧められました。最初耳を疑いました。
しかし、用意できないことはいくらお願いしても無理と理解し、オーダーをお勧め通りにしました。
ビジネスクラスでエコノミー同様の食事になるとは予想もつきませんでした。
また、バンクーバーへ向かうビジネスクラスは4分の1ほどしか席が埋まっておらず最初から節約のため食事の準備不足であったことは明確でした。
 帰りは 成田・中部国際空港乗り継ぎのため バゲージをすぐに受け取る必要があったためバゲージ預かりの際にすぐに出てくるように依頼したにも関わらず、全くバゲージが出てきません。 最後まで待っても出てこないので係員へた尋ねるとかなり待たされてから 他の場所に紛れ込んでいました。とういう回答でした。
ビジネスクラスへのランクアップは 渡航のストレスをなくすことと時間短縮、乗り継ぎのリスクを少しでも低くしたりオリンピックという特殊事情に即座に航空会社として対応していただけることを期待して支払うサービス料金と考えています。
現在のJALはこれまで以上にサービスが低下しスタッフの質も大きく落ちているように感じます。
会社としてはすでに破たんしているJALですが安全性にまで及ばないことを祈っております。

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行きの成田空港で 先生!と声をかけられました。振り返るとスノーボードハーフパイプの青野令選手のお父様でした。
一緒の便で明日の応援へ立たれる予定です。
今回の主たる目的が トレーニング指導をさせていただきました青野令選手の応援でした。

 8時間半のフライトでバンクーバー空港に到着すると予想以上に混雑がありません。
バンクーバーは思いのほか静かです。
道路は厳しく規制がされていて一般車両は少ないそうです。

今回のツアーの一行はメディアのカメラマンチームと2月18日 試合を控えた 中島志保選手のご両親の私を含めまして5名でした。

オリンピックムードの街をバスで走ってホテルへ。
なんと!昨日銀メダルを獲得しました長島選手のご家族も宿泊されているホテルでした。

気温は10度ほどで曇り時々晴れ、雨季ですが、今日は晴れて ラッキーです。
日本より暖かい天候には驚きました。
2月17日、8時半にホテルロビーへ集合して サイプレスマウンテンへ向かいました。
男子スノーボードハーフパイプの観戦です。
地下鉄駅まで15分ほど歩いて5分ほどでシーバス乗り場へ到着。
船に10分間乗船してサイプレスマウンテン行きの特別バスへ乗車。
およそ40分でサイプレスマウンテン到着。
 何と!セキュリティの手前で絶対王者の スーパースター  ショーンホワイト遭遇!!
年収10億を超え いまや天才カリスマスノーボーダーとして君臨しています。トリノ五輪に続く2連覇も確実視されている大本命です。
サインをしていたので駆け寄ってサインをしていただこうとしたところコーチ?からストップ。
後姿を写真に収めました。
試合前に余裕の態度、驚きです。

バスが到着してから15分程度歩いてセキュリティチェックに着きました。
予想のほかチェックは厳しくありませんでした。
また、とんでもない混雑を予想していましたがとてもスムーズに現地まで到着。
1000メートル超の標高にもかかわらず まったく雪がない!
13時過ぎの試合まで会場の雰囲気を楽しみました。
先日まで雨が降っていて最悪のコンディションで観戦も悲惨なものだったと現地ガイドから聞いていました。
晴天で本当に良かったです。
しかし、観戦シートまでは200段以上の階段を登らなくてはいけません。
これは堪えました。
トイレや休憩のため何度も往復したので脚がガクガクニなりました。
本当にきつかったです。

 明日,Wカップ優勝の経験もある女子ハーフパイプ出場の 中島志保選手 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E5%BF%97%E4%BF%9D
がご両親のもとへ遊びに来ていたので一緒に記念撮影させていただきました。

試合がスタート。
青野選手が1本目は点数が伸びませんでしたが2回目のランは予選 全体3位と好位置。
メダルの期待が大きく膨らみました。
先ほどばったり出会ったショーンホワイト一人が異次元のランで圧倒してダントツのトップでした。
話題の国母選手も予選4位と健闘し決勝進出確定。
ご家族は私の前列に座られていましたが先日の問題もあってかすこし元気がありませんでした。
日本人の応援団が少し固まったので日の丸を振って日本代表選手全員を応援させていただきました。

準決勝からは大変冷え込んできました。

最強チーム米国は4名の決勝進出、日本は国母選手と青野選手。
国母選手は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたが最後の大技 ダブルコークを決めた着地で転倒、大きく減点されました。
この減点がなければメダルへ手が届いたと思います。

青野選手もわずかなミスが響いて点数が伸びません。
決勝の2本目のラン、国母選手は最高の演技でしたが最後に手をついてしまいメダルを逃しました。8位入賞に終わりました。
青野選手もリラックスして演技に臨んでいるよと・・・お昼に直接 青野選手の父上様から聞いていたのですが、最後の転倒でメダルを逃しました。
最高の高さのメイクをばっちり決めていただけに本当に残念です。
9位というのは最低でも銅メダル獲得を目標に上げていた彼には悔いが残る結果です。
2009年世界選手権金メダリストの青野選手にとってオリンピックのメダルはぜひとも手に入れたかった証でした。
わずかなミスが大きな結果として選手にダメージを与えます。
オリンピックの怖さを思い知りました。
世界選手権やワールドカップとはまったく異なる異様な雰囲気と注目度。
メディアの取り上げ方も半端ではありませんね。
良いことも悪いことも通常の数百倍に拡張されます。

決勝は満席、米国の応援団が大変な盛り上がりを見せていました。
前日のオークションでは 本日のチケットが 160万円のプレミアムチケットとして売り出されていたそうです。
観戦後、大変な混雑でバス乗り場も大変遠くにありたどり着くころにはヘトヘトになっていました。

日本人選手がメダル獲得していればもっと疲れはなかったことでしょう。
オリンピック観戦は忍耐と体力。
これまで3度のオリンピック観戦参加で学んだことです。

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 翌日、13時スタートで 女子スピードスケート1000M観戦にリッチモンドオリンピックオーバールへ出かけました。
交通規制のためタクシーはNG
地下鉄と徒歩で向かいました。
地下鉄で30分ほどの場所ですが地下鉄を降りてから2キロほどの距離を歩いて会場入りしました。
1時間半以上前に会場に着いて 選手たちの練習風景を見学しました。
15歳 高木選手、小平選手、吉井選手の練習風景を見学できました。
スケート会場はとてもキレイです。
日本選手のレース用スーツは黒とゴールドで大変ファッショナブル。

今回の試合観戦には海外のチケット取扱い専門サイトから購入しました。
1200ドルほどでした。
あり得ないほどの高額ですが、日本選手のメダル獲得瞬間に立ち会える応援とスピードスケートをよく知る上で絶対に必要な投資でした。

 岡崎選手の人気はもの凄く会場全体が彼女を応援していたことには驚きました。
過去の栄光と多くの歴戦を観客が知っていたのでしょう。
結果は34位
やはり年齢的な衰えは隠せません。
高木選手もオリンピックの雰囲気に負けて最下位。
小平選手が健闘、5位。
一時は2位をずっとキープ、メダル期待がかかったのですが・・・
メダル期待でメディアが大きくとり上げていた吉井選手は15位。
レース終了直後 顔を両手で覆ってそのまましゃがみこんだ姿勢でリンクを回っていた姿がとても痛々しかったです。

緊張で身体が動かなかったのでしょうか。
後半、大きく失速していました。

残念ですが今回はメダル瞬間には立ち会うことができませんでした。
レース終了直後、走って地下鉄駅まで向かいました。2キロほどの距離を小走りに。

 女子スノーボードハーフパイプ観戦のためにサイプレスマウンテンに向かいました。
地下鉄を45分ほど乗ってシーバスに乗り換え、サイプレスマウンテン行きの専用車両へ乗り込みました。
急がないと決勝に間に合わない...

しかしスケート会場を真っ先に出ることができたのでスムーズに進みました。
サイプレスマウンテンはすでに日が落ちてかなりの冷え込み。
18時から決勝がスタートしました。
しかし、日本人選手はだれも決勝には進めませんでした。
期待の中島選手は 13位。0.5ポイント差、あと一人で決勝を逃しました。
北米有利のジャッジの影響でしょうか。
点数が伸び悩んだそうです。
世界的な大技を持っていただけに披露せずして敗退したことは本当に残念です。
トリノ5輪では9位、その上を狙っていただけにご両親もがっかりされていました。

今日も国内ニュースでは国母選手のことが取り上げられていました。
昨日お会いしたご家族の皆さんはとても感じのよい方々で 今回の事件に選手本人以上 深刻に受け止め苦しまれているようでした。

トリノ5輪でもスノーボードハーフパイプの選手の非常識な言動がメディアで強烈に叩かれていましたが、日本代表の自覚はオリンピックアスリートには特に重要だと思います。
世界中が注目するわけですから日本人アスリートの紳士さとの素晴らしさを是非ともパフォーマンスも含めてアピールしていただきたいと存じます。

男子フィギュアで高橋選手が男子史上初メダルを獲得したニュースは本当に喜ばしいことですね。
大けがから乗り越え あえて難易度の高い技に挑戦し闘った彼は素晴らしいと思います。

彼の活躍に勇気を貰った人々、アスリートは少なくないと思います。
奇跡の大復活と呼んでよいのではないでしょうか。

メディアの過剰な報道、メダル期待に押しつぶされなかった高橋選手に拍手喝さいです。

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オリンピックには大きな利権がうごめいています。
http://www.geocities.jp/minseikamigyo/gakushu16.html

最終日は観戦はありませんでしたが、オリンピックに沸くバンクーバーの街を散策しオリンピックビジネスに関して情報を集めてみました。
といっても末端のレベルですが。
オリンピックにはオフィシャルグッズがあります。
これが実は凄い売れ行きなのです。
はっきり言ってこれほど利益率が高く高額な商品を私は他では知りません。

手袋、帽子、服、ネックストラップ、コイン、バッチ、コースター、カード、しおり、ボールペン、・・・
なんでもありです。

 オリンピックオフィシャルグッズには五輪のマークが必ず付いています。
実はこのマークが大きな意味を持ちます。
勝手に五輪のマークを営利目的で使用したり 商品を作ることは禁止されています。
ライセンス契約が存在し、このライセンス契約によってオフィシャルグッズは一般の五輪マークがついていない商品の三倍ほどの高額な価格に設定されます。
この経済状況のご時世にオフィシャルグッズだけは異常な価格で販売されるのです。

ほとんどが中国製品で一見して粗悪品とわかるものもあります。
オリンピックブランドは商品の質ではなく五輪マークなのです。
とはいっても関係者やお世話になった片、スタッフのお土産はやはり 五輪へ行く以上、オリンピックオフィシャルグッズに限ります。

泣く泣く?お土産を購入しました。

現地では、オフィシャルグッズのあまりの高額に 皆が驚いていました。
わけのわからなマスコットぬいぐるみが小さくても3000円ほどもするのです。

今日は関係者やスタッフのお土産を買うためショッピングに時間をさきました。

オリンピックにピンバッチビジネス、トレーディングだけのために海外から現地へ訪れる方もいます。
コレクターもいればビジネスを行うためにバンクーバーまで来られるかたもいます。

今日も人通りが多いエリアでは 多くのピンバッチコレクター、バイヤー、ショップが軒を連ねていました。

 私もこれまでオリンピック日本代表選手から 日本代表選手だけに配布される 幻?の日の丸付き五輪ピンバッチをいただいてからこのバッチに魅了され探しています。
五輪にすべて色が付いているものが日本代表選手だけに支給される特別なピンバッチで金色や銀色の五輪のものは役員へ配布されるもののようです。

幻のピンバッチはアテネオリンピック会場で1個、ゲットしました。
ギリシャのボランティアスタッフからで 男子体操団体の金メダリストの誰かが彼にくれたようです。
彼は私が持つ米国のピンバッチを気に入って交換してくれました。

今日もなんとか1個 見つけることができました。
私の持つ別の日本代表のピンバッチと交換。

幻の日本代表選手ピンバッチを手に入れることができました。 凄いプレミアム商品です。

日の丸に五輪。このシンプルなデザインは不思議な勇気を与えてくれます。

 ピンバッチショップは大人気です。
かなりの高額と思うのですが、バラエティに富み他のショップでは絶対に手に入らないオリンピック関連ピンバッチを求める人が露天ショップに殺到しておりました。

バンクーバーのオフィシャルグッズショップを訪れようとしましたが数百メートルにものぼる長蛇の列で断念。
お土産物店で種類が少ない中から購入しました。

トリノ五輪ではトリノ市内にわずか二か所のオフィシャルグッズショップしかありませんでした。

今回もメインなショップは一か所。
ショップへ入るためには一時間待ち?

オリンピックオフィシャルグッズの魅力は誰にとってもとても大きいようです。

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20日 バンクーバー空港で免税店で 青野令選手のお母様から声をかけられました。
今回の結果、私は残念ですが。ご家族は次をすでに期待され決意新たにされていました。

予選3位の高得点でメダルに大きな期待がかかりましたが 最後の着地が乱れたことは まだまだトレーニング経験不足ととらえられていたようです。
青野選手、さすがにラン直前は唇がカラカラになっていたそうでした。
まだ、若いチャレンジャーは ソチオリンピックの星になると思います。
青野選手の今後の活躍、微力ながら応援させていただきたいと思います。

国母選手のご家族の姿も空港にありましたが、家族までのバッシングはもうストップされるべきと思います。

国母選手も今回のバッシングを糧にアスリートは紳士たれ を学び日本代表選手として羽ばたいてほしいと思います。
彼のランは素晴らしいことは関係者一同認めていることです。
日本代表としての自覚がありストレスなく結果を出していればヒーローになっていたかもしれません。

一般の方にはなじみがないでしょうが、オリンピック以上にプロスノーボーダーたちの評価が高い X ゲームで今季 国母選手は銅メダル獲得、青野選手は以前、銀メダル獲得を果たしています。
2人とも世界トップレベルのスノーボーダーとしての評価は間違いありません。

来季の彼らの活躍が楽しみです。

最後に お土産にオリンピックグッズをまたまた、買い込んでしまいました。
自分のものはほとんどありませんが 日本で待つ 皆が喜ぶ顔を思うとグッズは魅力です。

 日本時間 2月21日 午後13時 成田空港到着です。
飛行機を降り入国審査へ向かう途中、驚くほどの数の報道陣がカメラやビデオを構え陣取っていました。
日本代表選手の帰国を撮影、報道するためです。
男子・女子スノーボードハーフパイプ日本代表選手らと同じ便での帰国となりました。
メダル獲得はなりませんでしたが、国母選手の問題で注目を集めたスノーボード、報道陣も必死に撮影を行っていました。
 しかも2か所で撮影しようと最初の通過地点での撮影が終わると同時に走って税関を通過し出口で大挙して待ち構えていました。
国母選手は帰国ではブレザーをしっかり着こなしていました。

出口で青野選手にねぎらいの言葉をかけ、ソチでの雪辱を誓いました。
日本代表選手のブレザーを着た青野選手と一緒に撮影。

今後の活躍を期待します。

 帰国後、オリンピックの情報がかなりいい加減だったりスポーツを理解していない方々の歪んだ意見がかなり浸透している気がしました。
まず、マスコミの煽りが度を超えていること、韓国や中国がどうして強くなったか・・・理解したりしっかり報道されていないこと。

これまで私自身、多くのオリンピック日本代表アスリート、メダリストたちとかかわってきて彼らが伝えたり現状を訴えても全く 上へ伝わっていないことが気がかりです。

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トリノ五輪前、個人でボブスレーチームをサポートしたことがありました。さかえクリニック陸上競技部の選手と今回 バンクーバーへ出場された パイロットを務められた鈴木選手への部分サポートです。

ワールドカップ日本代表選手のトレーニング指導、ケアそして遠征費用のサポート。
チームは2人乗りで日本選手権に優勝しました。

 ワールドカップはボブスレー協会から半額の遠征費用が出て残り半額は自己負担。
数か月に及ぶ世界の転戦は莫大な費用ばかりか生活費用も必要です。
ヨーロッパチームはスイス銀行など超メジャーな企業が全面バックアップ。

イタリアチームのボブスレー艇はフェラーリが開発協力、ドイツチームはBMWが開発、米国チームはNASCARの特別技術導入。
大企業がバックアップして莫大な開発費用をかけています。
数千万円を超える艇と10年も前のドイツ製のお下がり艇ではオリンピックを闘うこと自体 無理といえます。
氷上のF1に中古の一般車両がワークスの最新レーシングマシーンに対抗するのです。
結果は目に見えていますね。
予想通り 20位以下。

頑張れニッポン!メダルを目指せ!!と口を出すくらいなら自分たちの生活費用や遠征費用を出してくれと!
多くのアスリートたちは訴えました。

確かに税金を投入して日本代表として諸外国のアスリートと闘うには制限が必要ですが、メダル、メダルとすでに多くの部分で韓国や中国にさえ遅れを取っている日本のメディアが伝えることはもっと他にあるでしょう。

これまで個人でオリンピック選手育成やサポート、プライベートトレーニング、スポンサリングなどを担当させていただきましたが限界です。

個人では何もほとんど何もできないことを思い知らされました。

多くの方が、真の事実に気がつかれ日本スポーツ界が良い方向へ向かい 私たちに多くの勇気を与えていただけることを心から願っております。

私が観戦参加させていただき感じたバンクーバーオリンピック。
日の丸を背負ったアスリートに今一度 大きなエールを送りたいと思います。
ニッポン !!

(2010.2)

 



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