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2010年11月16日 火曜日

最強の肉体を造り上げるために(3)

自律神経機能強化こそ格闘家にとって最強のトレーニング!

F 1を目指す若きレーシングドライバー 世界への切符のため 自律神経機能向上で 夢を掴む日は近い!!

<険しいF1への道> 

レーシングドライバーにとって重要な身体能力は、筋力ではありません。判断力、動態視力、そして自律神経の高い能力です。
もちろん、格闘家も同じです。

 前号でも自律神経機能の重要性をお話しましたが、この取り組みを行った経験を持つ 日本トップレベルのレーシングドライバー2人を紹介します。フォーミュラニッポンで活躍する M選手、NASCARで活躍する 古賀琢麻です。

M選手はエナジーカラー  センスの 赤
古賀琢麻選手はエナジーカラー  パワーの 白

M選手はカート時代からから天才と称され、佐藤琢磨選手とレーシングスクールで同期の逸材。オリンピックの金メダル獲得より遥かに困難といわれるF1ドライバーのシート。
この夢に挑む。 国内最高峰 フォーミュラニッポン、全日本GT選手権に参戦中。
日本人史上最年少でフォーミュラニッポン優勝した彼は素質では佐藤琢磨より上との評価もありました。
しかし、ウエイトトレーニングを主体としたトレーニング法の間違い、過度の期待によるストレスで成績は徐々に悪化。メンタル的に脆かったのか、徐々に成績が悪くなりました。
2004年にはシート喪失の危機。

私がトレーナーとして2004年6月に就任し2年間 サポート。アンチエイジングシステムのサポートは必ず結果が出ると確信していました。
私はすぐにこれまでのトレーニング理論の誤りを指摘、身体能力向上を約束しました。
ウエイトトレーニングは論外です。エナジーカラー 赤のM選手はセンスを磨くだけです。
従来のウエイトトレーニングをストップ、自律神経機能トレーニングをスタート。新トレーニング開始後すぐに顕著な成果が表れました。
最初の頃、M選手は、不眠と口内炎、胃腸の不調を訴えていました。副交感神経機能の低下が疑われる症状であり、心拍変動解析システムを使用して調べたとこ ろ、交感神経に比べて副交感神経が著しく低下した結果が得られました。この状態を改善するため、エアナジー、アロマテラピーを用いて治療を行いました。呼 吸法もトレーニングに導入。
この模様は地元テレビ局でも放映されました。
その効果はすぐに表れ、検査で副交感神経機能が向上したことが確認され、口内炎や不眠も改善し、精神的にも安定した状態でレースに臨むことができるようになりました。
2ヵ月後に開催された全日本GT選手権第5戦、チームが見事優勝。
05年はFN最終戦でP.P獲得し、3年ぶりに2度表彰。
2007年,2008年 本来の才能とセンスで無類の速さを見せつけ王者。
もちろん、もはや私の指導もサポートも全く不要で彼自身の能力が築き上げた結果です。

この結果からスポーツ界を大きく変えるトレーニング法に注目が集まっています!!

<画期的なシステム>

 自律神経機能の重要性を説くトレーナーや医師はこれまでにもいましたが、検査しているというトレーナーにはいまだ会ったことがありません。評価法も知らず して自律神経が良くなった、呼吸法が良いなどいうのはきわめてナンセンスで、逆にアスリートにリスクを背負わせることにもなりかねません。定量評価がなけ れば科学ではありません。私達は、最先端科学のバックグラウンドのもとでアスリートのサポートを行っています。

レーシングドライバーは筋力より極限のストレスの中で運転する身体能力です。肉体以上にメンタルな部分が重要です。この中でも自律神経の機能はレーシングドライバーにとって最も重要な機能です。神経疲労の耐久能力向上を目指しました。
また、時速300キロを超えるマシーンのコントロールする上半身の耐久力、つまり乳酸の除去能力、乳酸耐久性の向上を科学的に図ったのです。すでに多くのオリンピック日本代表選手、プロ野球選手でこのシステムを使用して実績がありました。

1:心拍変動解析(自律神経機能計測システム)によるコンディショニング
2:エアナジーによる活性酸素除去と乳酸値の減少、細胞の酸素利用効率の向上。
3:サプリメント(アミノ酸)による乳酸値低下と神経疲労の回復

このシステムによるサポートでレーシングドライバーの身体能力が劇的に向上したことは誰の目にも明らかです。
マシーンに数百億の予算をかけるよりレーシングドライバーにその予算の100分の一もかければ優れた結果が出るのは間違いありません。
どうしてそんなことに気がつかないのでしょう?
それは製造業しか行っていない者と医療を行っている者の大きな考えの違いなのです。
マシーンより人間が重要なはずです!
近い将来、必ずF1レーシングドライバーにも私の開発したシステム(1:自律神経機能計測システム、2:活性酸素除去、自律神経機能向上システムであるエアナジー 3:乳酸を低下させるサプリメント)が導入される日が訪れるかもしれません。
先日もF1レーシングドライバーを目指す、中嶋大祐選手がクリニックを訪れたのでこのトレーニング法を指導させていただきました。
さかえクリニックスポーツ診療部 河合貞利選手がF1ドライバーとしてすでに大活躍の中嶋一貴選手、弟である大祐選手のフィジカルトレーニングを担当しています。
私の開発したシステムの組み合わせは既にヨーロッパでは競走馬に使用されて実績が出ています。数億円もする競走馬は人間より収益を上げる価値があると考えられています。
自律神経機能を正しく評価するために、心拍変動解析システムを使用しています。これまで治療効果の科学的評価が難しかったアロマセラピーなどの効果も、こ のシステムを用いることによって把握できます。呼吸法のバイオフィードバックトレーニングにも利用しています。もともとはロシアの科学者が開発して宇宙開 発に使用されたシステムであり、ロシア崩壊後、アメリカに渡ったロシア人科学者が立ち上げた、ベンチャー企業のBiocom社と、技術・臨床研究の提携を して、最先端のシステムを臨床的に開発しています。「ハートリズムスキャナー」「インナーバランススキャナー」「ハートトラッカー」のシステムで、RSA によって自律神経の機能レベルを調べます。
 検査の結果は、パソコン画面に図で表示されます。横軸が交感神経機能、縦軸が副交感神経機能のレベルを表します。中央のエリアがノーマルであり、検査結果 を示す丸印が右にあるほど交感神経機能が高く、上にあるほど副交感神経機能が高いといえます。トップアスリートは交感神経機能も副交感神経も高いレベルに あることが理想です。一方で、副交感神経機能が低下すると免疫機能が低下するため、風邪にかかりやすくなります。オーバーワークですぐにダウンしてしまう 状態です。

 写真の自律神経機能のグラフは古賀琢麻選手の検査結果です。アメリカでは大リーグやNFLと並ぶメジャースポーツNASCARのレーサーであり、スポン サーを探しながらトップを目指しています。NASCARという過酷なレースのドライバーである古賀選手は、交感神経、副交感神経ともに高いレベルにありま す。自律神経機能の能力が非常に高く、極度の緊張のなかでもリラックスできる能力をもつ、才能にあふれたアスリートであることがわかります。

パフォーマンスアップ

●自律神経機能の高さはトップアスリートにとって重要な能力である
過剰なストレスがかかるトップアスリートほど、自律神経機能は特に重要です。トップアスリートはパワーアップなどフィジカル面の向上を図るだけでは勝てま せん。筋肉や自分の身体をコントロールする自律神経機能を向上させることが、1cm、0.01秒の差となってパフォーマンスに表れるのです。
極限のストレスの中で長時間にわたって戦うレーサーの身体には、通常では考えられない大きさのG(重力)がかかります。古賀選手が活躍するNASCAR は、平均時速320kmでオーバルコース(楕円形コース)を3時間も走り続けるのですが、片側の脳が虚血になる恐れがあるほどの横Gが加わるものの、そう ならないのは自律神経がコントロールしているためです。レーサーにとって自律神経機能はレースを成立させるために重要な能力であるのです。ウエイトトレー ニング以上に自律神経機能トレーニングは重要です。

これまでで皆さんは自律神経?と思われていますか?
筋肉はあくまでもハード、自律神経はハードをコントロールするソフトウエアと同じです。
素晴らしい肉体を創り上げても肝心なソフトである自律神経機能が低下してはアスリートとして高いレベルでの能力は発揮できないのです。

緊張の中でリラックスする能力こそトップアスリートに必要な能力です。

ヒクソングレーシーは筋肉を鍛えるトレーニングを行っていますか?
ハードなトレーニングで身体に負担をかけていますか?
答えは 否です。

最近、よくテレビでウエイトトレーニング主体としたジム、特殊な器具を使用て短期間でパワーアップが図れると誇大なPRをしている施設や指導者が目に付きますが、そのトレーニング方法のリスクを全く考えていないことを危惧しております。
筋肉だけ鍛えても筋肉を動かす神経機能がパワーアップしていないとバランスが乱れ、肉離れを起こしたり、疲労回復が遅れたり、老化が進んだりする可能性があります。
出先器官である筋肉のみを鍛えるトレーニングはナンセンスであり過度の緊張を引き起こしかえって身体能力低下を招きます。

特殊なトレーニングでヒト成長ホルモンの血中濃度がいくら高まっても 筋肉と神経機能の連動が上手くいかなくては意味がないことに気づいてほしいと思います。

器具に頼らなくてもパワーアップは可能です。
その一つが呼吸法であり、まさしくヒクソングレーシーがトレーニングとして最も重視している手法です。

ヒクソン氏はいつもヨガを行っていますね。
彼のトレーニングであるヨガこそが科学的効果的な呼吸法であり自律神経機能を向上させる特別なトレーニングなのです。

緊張の中にリラックス。
最大の身体能力が発揮できる状態なのです。
格闘家には過度な筋力は必要ないのです。

呼吸法トレーニングは、宇宙飛行士のトレーニングにも使用され、アテネ五輪金メダリスト 室伏広治選手も米国で指導を受け導入していました。

北京オリンピックでの男子柔道の結果はまさしく私のトレーニング理論を如実に表す出来事となってしまいました。

斎藤監督以下、厳しいトレーニングの中、プレッシャーに動じない内柴選手と石井選手が金メダル獲得、他は全滅状態。
過酷なトレーニングは、緊張を絶えず招きリラックスができません。
緊張の中、リラックスして闘った2人に金メダルをもたらせたのではないでしょうか。
アテネ五輪で金メダル最有力と言われた 井上康生選手が過度の緊張のため破れ去ったことも同じです。
根性や厳しいトレーニングはある場合に必要ですが、いつも緊張や根性では世界にはもはや 立ち向かえないのです。

根性論だけでは世界との距離が広がるばかりです。

自律神経機能トレーニングこそ最も効率的で確実に身体能力が向上する癒しのトレーニングなのです。

リラックスして身体能力向上、スポーツを楽しんで良い結果。
これこそスポーツの真髄ではないでしょうか。

次号では、私がスポーツトレーナーの道へ本格的に入ったあるアスリートの活躍をもとにアンチエイジングトレーニングに関して触れてみたいと思います。

(2009.3)

 

 



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